フェリカ(お財布携帯)保険証

保険証がデジタル化されていないことは医療機関にとってはその入力作業でミスが発生する可能性も含めて非常に不便である。
その一方でレセプトはデジタル化を義務化されており非常に片手落ちの状態であると言える。
また現状では保険証がデジタル化されてもオンラインで認証をするシステムすらないのが現状である。
保険証のデジタル化はICカードを使用するのが一般的だと考えられるが、その作成費用発生も普及にブレーキをかけているとも聞く。
そこで今や国民ほとんどが所有しているお財布携帯のフェリカ機能を利用した保険証のアプリを開発してはどうかと思う。
まずお財布携帯に保険証アプリをダウンロードする。
次に氏名や生年月日、保険者番号など保険証情報を自分で入力する。
そして最後にネットで保険証認証センターと照合し、合致すれば保険証として機能させる。
出来れば顔写真も携帯カメラでとっておけば、医療機関の窓口でレセコンや電子カルテに取り込める。
当然、医療機関でもその保険証の認証をデータセンターに問い合わせ可能にしないといけない。
現在カードの世界ではエディーなど常に中央のデータセンターと照合することによってその信憑性を保持している。
保険証でも十分可能であるはずだ。
むしろなぜそうしないのか不思議である。
保険証のデジタル化で初めてレセプトのオンライン化も進むというものではないか。
また各医療機関で発行している診療カードも必要がなくなる。
医療機関窓口でも携帯でピッという時代は来ないものだろうか。

2010年11月11日