内子町
栗田敬子ジャズピアノ訪問教室

大瀬中学校
ジャズコンサート 2002年5月23日 14:10〜15:10

内子町の芝居小屋DEジャズの事業の一環で、内子町の幼稚園、小学校、中学校へジャズピアノ教室訪問をしました。生のジャズ演奏を聴き、鑑賞力を高めるとともに、音楽を愛好する心情を養うのが目的です。内子町で行った幼稚園、小学校、中学校でのジャズコンサートは、私にとって貴重な経験でした。貴重な時間を作って下さった先生方、ご協力、準備下さった「子供達にジャズを・・・」の皆様、本当にありがとうございました。今後の私の演奏、活動に生かしていきたいと思います。





大瀬中学校は東大名誉教授でもいらっしゃる建築家原広司氏の作品としても有名な学校です。コンクリート打ちっ放し外壁、開放感のある教室、古い校舎の瓦を埋め込んだ中庭、そして円形の音楽室。音楽室には愛媛に3台しかなしというヤマハのフルコンのグランドピアノがで〜んと置いておりました。なんという贅沢な学校でしょう!。生徒たちは礼儀正しく、先生の号令にきびきびと動きます。小学校、幼稚園は参加型体験型で演りました。ジャズはそもそも大人の音楽です。中学生は少し大人になりかけのところです。でも、自分自身を思い返しても、きっとまだジャズとは縁のない年代でしょう。私はジャズに出会って初めて自分の意志で音楽をやり始めました。私がとりこになったジャズを聴いて欲しい。そして、大瀬中の皆さんに、将来何か「これ!」と思うものを是非見つけて欲しい、出会って欲しいという気持ちで演奏しました。フルコンのピアノはやはりいいです。とても気持ちよく演奏させていただきました。父兄の方も何人か来て下さってました。
どちらかというと、先生方や、父兄の方が楽しんで下さっていたような気がします。コンサート終了後、生徒会長さんからお礼の言葉を頂きました。「ジャズは栗田さんが言われてように大人の音楽と思いました。まだよくわからなかったけど、つい指が動いて拍子をとったりしていました」という正直な感想が印象的でした。