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今までの花粉情報コメント
2005年
2005年
 7月 1日
 花粉の飛散はほとんどみられなくなりました。
 6月24日
 イネ科を中心とする雑草の花粉の飛散も少なくなりました。
 6月 1日
 イネ科花粉の飛散が続いています。
 5月28日
 ゴールデンウィーク明けの6日頃より、イネ科花粉の飛散が増えてきました。強い症状を訴える方も目立ってきました。
 5月18日
 春の雑草花粉の飛散シーズンとなってきました。行楽や遠足で土手や草むらに入って、急性に強い症状のでる小児も見られます。
 今シーズンのスギ、ヒノキ花粉の飛散データを下記にまとめました。スギの飛散総数は5.900個強と10年前の95年の飛散数10.500個には及びませんでしたが、88年以来の過去2番目の飛散数になった模様です。また、今年はヒノキ花粉も3.000個以上の飛散がみられ、大量飛散でした。スギ花粉の飛散は4月27日にほぼ終了、ヒノキは5月5日にほぼ終了し、今シーズンのスギ&ヒノキ花粉症のシーズンは終わった模様です。今後の草木花粉のシーズンは1回/週の報告とさせて頂きます。
 5月 7日
 ヒノキの飛散も少なくなってきましたが、まだ持続的な飛散がみられます。データには出ていませんが、4月27日からゴールデンウィーク前半にかけてスギの飛散も観測されています。
 4月27日
 21日よりスギ花粉は観測されていません。今しばらく経過を見てみますが、4月20日がスギ花粉の飛散終了日になりそうです。
 4月18日
 スギ花粉の飛散は少なくなりました。ヒノキ花粉の飛散が続いています。春真っ盛りで様々な花粉が観測されています。
 4月11日
 ヒノキ花粉の大量飛散が続いています。「大飛散」の様相です。
 4月 5日
 ヒノキの本格的な飛散が始まりました。
 4月 3日
 スギ花粉飛散数の昨年度との比較のグラフを下記に更新しました。今シーズン3回目の小ピークを迎えているのが判ります。
 3月24日
 22日にヒノキの飛散が初観測されました。
 3月21日
 スギ花粉が飛び続けています。松山でもマスクを着用する人が目に付きます。スギ花粉の飛散数の前年との比較グラフを更新しました。本ページの下をご覧下さい。3月に入りいかに飛散しているかがお解かりになると思います。
 3月17日
 スギ花粉の大量飛散が続いています。イネ科花粉も観測されました。
 3月14日
 11日から13日にかけて、1日平均600個以上の大量飛散がありました
 3月 9日
 今日は午後からポカポカの陽気でした。218個の大量飛散がありました。昨シーズンの最大飛散日が3月10日で153個でしたので、昨年のピークを越える飛散だった訳です。スギ花粉の飛散開始日ですが、当初1月7日としていましたが、その後の飛散データを検討しました結果、1月25日と致します
 3月 7日
 暖気とともに3〜5日にかけて一日40個程度のまとまった飛散がありました。週明けには大量飛散が予想されます。スギ花粉症の方で外に出る機会の多い人は、マスクの着用などでスギ花粉を防いで下さい。
 2月24日
 昨日、急に暖かくなった松山では黄砂が初観測されました。22、23日と10個以上のスギ花粉が連続観測されました。格的なスギ花粉の飛散が始まりました!
 2月21日
 週末は少量ながら持続的な飛散の傾向がありました。東予や南予でも飛散が始まったようです。例年より遅くなりましたが、本格的飛散開始もいよいよと思われます。
 2月15日
 少量ですが、スギ花粉の飛散がやや目だってきています。本格的飛散も間近と思われます。
 2月 9日
 寒波が続いたせいか、スギ花粉はほとんど飛散していません。本格的飛散開始はむしろ例年より遅いようです。
 2月 1日
 この冬一番の寒波到来。スギ花粉はわずかに観測されるだけです。
 1月26日
 スギ花粉はわずかに観測されるだけです。やはり本格的飛散はこれからになりそうです。
 1月19日
 12日以降スギ花粉は観測されていません。やはり本格的飛散開始は今後になりそうです。
 1月15日
 その後のスギ花粉の飛散から、今シーズンの初観測日を1月7日とします。飛散開始日は88年以降では最も早期となりました。
 1月12日
 今シーズンのスギ花粉の初観測日は1月7日でした。公表したデータ上では、連続した飛散になりますが、実際は週末と連休の測定数を平均化していますので飛散開始日の確定はもう少し飛散の状況をみてからとします。
 1月 6日
 年末年始にデータに出てくるようなスギ花粉の飛散はありませんでした。花粉情報の規定による初観測日はまだです。
   *スギ花粉の初観測日よりヒノキ花粉の飛散が終了する5月までは、
     出来る限り速報で花粉情報をお伝えする予定です
 1月 3日
 年末も少量ながらスギ花粉」の飛散がみられていました。大晦日からの冷え込みで、スギ花粉の飛散が一時休止するか、このまま2月のシーズンまで少量)飛散が続くのか、興味のあるところです。
松山耳鼻咽喉科会 2004年
2004年
12月29日
 23日現在までスギ花粉の少量飛散が続いています。27日、28日には花粉症症状の発現した方が目立ちました。
12月18日
 昼間は暖かく10月を思わせるような気候の時もあります。そのせいか、まだまだスギ花粉が観測されています。年末に冷え込まないようだと、このまま1月の花粉飛散シーズンに連続してゆく飛散パターンになるかも知れません。
12月13日
 12月に入っても9日現在で少量ですが、毎日スギ花粉が観測されています!
12月 2日
 季節外れのスギ花粉の飛散が続いています。例年12月には飛散しなくなるのですが、12月はどうなるのでしょうか。やはり、こんなところからも来年のスギ花粉の大量飛散がうかがい知れます。
11月10日
 日中暖かく穏かなこともあり、ごく少数とはいえ季節外れのスギ花粉がやや目立ちます。
10月28日
 イネ科、キク科などの雑草の花粉症は減少傾向です。秋の雑草の花粉の飛散はもうすぐ終わりを迎えるため、花粉症は今後さらに少なくなります。
10月15日
 13、14日とダーラム型捕集器でもスギ花粉が観測されました。
10月 9日
 今秋はじめてロータリー型の花粉收集器でスギ花粉を観測しました。ダーラム型で観測されていませんので正式なデータにはなりませんが、例年この時期ごくわずかですがスギ花粉が観測されています。
 9月25日
 ヨモギが持続的に観測され、ブタクサも観測され始めました。イネ科とともにキク科花粉の飛散も目立ち、秋の花粉症シーズン本番です。
 9月 5日
 台風一過、秋の花粉が目立ち始めました。ヨモギなどのキク科の花粉も観測され始めました。
 9月 1日
 秋のイネ科雑草の花粉症が少数みられます。
 8月19日
 稲(米)の花粉症と思われる例が散見されます。
 7月24日
 花粉の飛散はほとんどみられません。
 7月 2日
 イネ科花粉がわずかに観測されるのみです。
 6月 3日
 クルミ・ツツジ・アカメガシワなどの初夏の花粉になってきました。
 5月25日
 イネ科花粉の飛散が目立っています。
 4月29日
 ヒノキの飛散が終了。イネ科花粉がごくわずかに飛散しています。スギ、ヒノキの花粉症シーズンがほぼ終わりましたので、今後の花粉症データの更新は毎週末に行います。
 4月23日
 ヒノキの飛散も終了した模様です。
 4月12日
 様々な花粉が飛散しています。スギ花粉の飛散終了日は4月8日でした。
 4月 6日
 スギ花粉の飛散もほぼ終了のようです。ちなみに今シーズンのこれまでの花粉飛散数の概数は900個程度です。
 3月29日
 26日頃よりヒノキの飛散が始まりました。スギも「やや多く」飛散しました。
 3月26日
 スギ花粉の少量飛散が続いています。ダーラム型でのヒノキ花粉の観測はまだです。
 3月22日
 ロータリー型花粉捕集器ではヒノキ花粉が観測され始めました。松山の桜の開花は19日、例年より9日も早かったようです。
 3月18日
 10日の大量飛散に続き16日にもスギ花粉飛散の小ピークが見られましたがその前後では「やや多い」程度の穏やかな飛散が続いています。恐らく今シーズンの最大飛散日は3月10日になりそうです。3月17日付の気象庁の桜開花予想での松山の桜開花予想日は3月21日と例年よりやや早く、もう間もなくです。スギ花粉は4月もわずかに飛散しますが、桜の開花とともにスギ花粉の飛散も勢いが無くなります。スギ花粉症のシーズンもあとわずかです。現在までのスギ花粉の飛散総数は792個です。
 3月11日
 10日に今シーズンはじめて100個台(153個)の大量飛散がありました。今日は昼から雨模様に一日でしたが、強い症状を訴える方も目に付きました。
 3月10日
 先週初めにスギ花粉のややまとまった飛散がありましたが、例年に比べれば微々たるもので、例年花粉症患者が最も多いこの時期にして、花粉症は減少傾向でした。昨シーズンと今年のスギ花粉数の比較グラフを更新しています。ごらん下さい。ちなみに現在までのスギ花粉の飛散総数は451個です。
 3月2日
 昨日、スギ花粉77個と今年最高の飛散数でしたが、昨年同期に100〜500個台の飛散を認めていたことを考えると、やはりかなり少ない飛散数です。おかげで例年に比べて症状の軽い方がほとんどです。(^.^)
 2月27日
 10〜30個/日の「やや多い」飛散が続いています。
 今年と昨年のスギ花粉の比較グラフを本ページに掲載しました。今シーズンの花粉飛散の立ち上がりの遅さが目立ちます。当会はじめ多くの予測にあるように今年の飛散数はやはりかなり少なそうです。
 2月23日
 4月並の気温だった20日から春の低気圧の突風が吹いた22日にかけて、大量ともではいきませんが今シーズン最初のある程度まとまった飛散がありました。車のフロントガラスがスギ花粉で薄黄色くなっていたのが印象的でした。
 2月17日
 スギ花粉の飛散開始日は2月13日となりました!ここ17年間で最も遅い飛散開始日です。花粉測定のスライドガラスは春一番の風のせいで砂だらけだったそうです。1月下旬が冷え込んだせいか、昨年よりやや遅い飛散開始となりました。
 2月12日
 今週に入り日中は暖かな陽気が続いています。スギ花粉症の臨床症状を認めて来院される方が増えてきています。持続的に観測される「飛散開始日」はまだですが、松山市内でもスギ花粉のある程度の飛散は始まっている模様です。
 2月 4日
 2月に入ってまだスギ花粉は観測されていません。
 1月29日
 スギ花粉の飛散はごく少数です。
 1月27日
 今シーズンのスギ花粉の初観測日は1月22日です!
 1月17日
 スギ花粉の初観測はまだです。
   *スギ花粉の初観測日よりヒノキ花粉の飛散が終了する5月までは、
     出来る限り速報で花粉情報をお伝えする予定です
 1月12日
 1月になって初めてスギ花粉が観測された日を初観測日とします。当HPのデータはダーラム型花粉採取器で測定しています。これはワセリンを塗ったスライドグラスを水平に設置し、スライドグラスに付着した花粉の数を1日単位でカウントし、1平方cmあたりの花粉数を顕微鏡で数えるものです。この標準的な花粉採取器ではスギ花粉はまだ観測されていません。
 しかしロータリー型と呼ばれる、スライドグラスを45度傾斜させ常に風上に向くように円盤が回転し、ダーラム型の4〜5倍の採集効率があり、花粉採集能力の高い採集器で観測すると年初に花粉が散見されていました。
 以上より、データには出ませんがわずかにスギ花粉は飛散しており、スギ花粉に過敏な人やスギの植林に近づいた人の中には臨床症状が出るケースもあるものと思われます。
 1月 8日
 ごく一部ですがスギ花粉症を疑わせる臨床症状を訴える例がでてきました。
 1月 6日
 データには出ていませんが年末にもわずかにスギ花粉が捕集されました。年末年始が暖かかったこともあり、今年のスギ花粉の初観測日は早いかもしれません。
松山耳鼻咽喉科会 2003年
2003年
12月31日
 クリスマス前後に花粉は観測されていません。
 今年の夏が冷夏で日照時間がかなり少なく、来年が花粉飛散の裏年にあたることから、来年のスギ花粉の飛散はかなり少ないと予想されます。例年スギ花粉に苦しめられている方にとって来シーズンが穏やかな良き年であることを祈念しつつ、新年を迎えたいと思います。
12月16日
 花粉は観測されていません。
12月 7日
 引き続きスギ花粉がごくわずかに観測されています。
11月28日
 秋に季節外れに桜が開花するように、今の季節でもわずかにスギ花粉も飛散します。ロータリー型の花粉收集器では9月後半より時々スギ科花粉を検出していましたが、花粉データとして観測しているダーラム型では11月25日に初めて検出しました。
11月15日
 ここ1週間、イネ科、キク科の花粉は検出されませんでした。秋の花粉症もほぼ終息と思われます。
11月 8日
 ヨモギ、ブタクサ以外のキク科とその他の花粉が測定されています。
11月 1日
 10月22日以降しばらく、イネ科、キク科ともに観測されていません。秋の花粉症シーズンも終息間近です。
10月27日
 イネ科花粉がわずかに飛散しているのみです。秋の花粉症シーズンも終わりに近づいてきました。
10月19日
 先週同様、イネ科、ヨモギ、カナムグラが持続的に飛散していますが、外来での臨床症状の強い方は目立ちません。
10月15日
 イネ科、キク科のヨモギ、カナムグラが持続的に飛散しています。データには出ませんがスギ科も少数ですが飛んでいるようです。
 当情報は愛媛県立中央病院屋上での観察ですので雑草の花粉は少なめに観測させていると思われますので、データをみる際にはご留意下さい。
 9月28日
 ヨモギが目立ちます。カナムグラ、アキニレなど多彩な花粉が飛散しています。
 9月21日
 イネ科花粉、ブタクサ、ヨモギが持続的に飛散しています。
 9月16日
 ヨモギなどのキク科の秋の雑草が飛び始めました。
 8月30日
 天候不順のせいか、昨年同期よりイネ科花粉は少ないようです。
 8月16日
 イネ科花粉がやや増えました。
 7月24日
 雑草花粉はここ1週間全く観測されていません。花粉收集装置は愛媛県立中央病院の屋上に設置されていますので、草むらの近くで全く飛んでいない訳ではありませんが、極少数と思われます。
 7月14日
 イネ科花粉はわずかにみられる程度です。
 7月10日
 先週は花粉はほとんど飛んでいません。アカメガシワとイネ科が少数見られるのみです。
 7月 4日
 今年は久しぶりに梅雨らしく、うっとうしい天気が続いています。29日(日曜)イネ科植物の発育定点を見回りました。さしもの牧草系イネ科雑草(主として寒地型)も完熟して枯れて来ています。しかし雑草の逞しさか、小さくて細い若芽が伸びてボロボロと花を持っておりますが、今年の初夏のイネ科草木花粉症は峠を越したと言えます。唯、樹木花粉症のスギの様にClear Cutには行かない様です。
 現在、野面にはところどころ矮小ながらエノコロ草(ネコジャラシ)の穂が出初めています。猛暑のシンボルとなる、メヒシバ、オエシバも成育中期から執拗な進展に励んでおります。これ等おなじみの暖地型のイネ科雑草は花粉数が少なく抗原性も弱いので心配はありません。

6月28日

イネ科草木花粉の抗原分析
前回、ホソムギ(イタリアン・ライスグラスも含めて)とカモガヤのIGE抗体につき臨床例を挙げました。このIGE抗体に対する種々のイネ科花粉抗原については多くの分析が報告されています。特にホソムギの抗原(アレルゲン)につき、我が国では詳細な分析がおこなはれ、臨床応用されています。
 表は信太隆先生の論文「アレルゲンを識る。カモガヤ(イネ科草木)鼻アレルギー・フロンティア・Vol.2,No.2002.10によるものですが、これら抗原の類似分子は、カモガヤ、オオアワガエリ、ナガバグサ、etc、さらにギョウギシバ等にも存在し、強い免疫学的交差性を持っている事が知られております。特に、グループ(Lol p1)、グループ(Lol p2)は重要なMajor Allerginとされており、その強い交差性のために、唯1種のカモガヤ花粉だけで、イネ科花粉症患者の90%以上が診断され、カモガヤ花粉がイネ科代表になっているようです。
WHO名 一般名 分子量(kD)
Lol p 1 grass group T 27〜35
Lol p 2    −    U 11
Lol p 3    −    V 11
Lol p 4    −    W 57
Lol p 5    −    X 25〜30
Lol p 9    −    \ 31〜35
Lol p10 チトクロームC 12
Lol p11 大豆トリプシンインヒビター 16
  プロフィリン 15



6月20日

イネ科花粉は共通抗原が強く、族・属・種 と分類学的に近縁関係にある程強くなります。外来臨床で、皮内テストでもCAP RASTでも、イネ科代表として使用されているのは、もっぱらカモガヤですが、松山近辺でこの時季に最も繁茂しているホソムギ(ネズミムギも含めて)との共通抗原性を知るために、イネ科花粉症患者さん22例についてカモガヤとホソムギのIGE抗体価を測定し相関係数を求めました。その結果、R =0.985 P=3.44 E-17となり、殆ど100%に近い共通抗原性を得ました。カモガヤ陽性の人はホソムギ花粉でもカモガヤ花粉と同じ程度に症状を起こす可能性がありますし、逆の場合も起こります。
参考までに、スギ花粉症の患者さん25例に、ヒノキとの相関を求めました結果は、
R =0.676 P=0.0001となり、イネ科と比較してはるかに低い共通抗原性でした。スギでは起こるがヒノキでは起こらない人が多いのは、そのためです。

6月14日


前回、松山近辺で花粉症を起こすイネ科植物としてホソムギ(Perennial rye grasse)とネズミムギ(Italian rye grasse)を取り上げて来ました。恐らく実物を御覧になった方も多いと思います。両者ともにLolium属(ドクムギ属)で、ほそ長い1本の主軸に小穂が2列に配列し、非常によく似ており容易に判別出来ません。愛媛新聞社発行の「愛媛の人里野草図鑑」によると、ネズミムギでは小穂を形成する小花のそれぞれに、のぎ(ノギ)と呼ばれる棘のような物がある点が異なるのみで、またこの属は自然交配や人為交配による雑種が多く、愛媛県内には両種の雑種であるネズミホソムギが多いそうです。長田武正氏(1989)は「日本には純粋のホソムギはめったにない」と言っておられます。次回述べますように、両者の花粉抗原は全く共通しており、強い抗原性を示しています。

6月6日

6月になり、天候良好。松山付近では抗原性の強いホソムギ、イタリアンーライグラスの花粉が主に飛散しています。イネ科を代表するカモガヤは山間部では繁茂しているそうです。これ等、牧草系のイネ科植物は強靱で、開花期間も長く、晩春から夏にかけて刈り取っても刈り取っても再生して来ます。従って、現在、外来に駆け込む患者さんは、長期の抗原曝露によって症状が激しくなり、ステロイドの内服を必要とする例が多いです。とりわけHouse dust allergyを合併している方は鼻腔所見が一層複雑になっています。今後の治療計画の貴重な資料になるので、自分の症状経過をよく注意するように説明しています。

5月30日


イネ科花粉症の疫学
現在、花粉症はヨーロッパでイネ科、アメリカではブタクサ(キク科)、日本ではスギ花粉が主です。最も古い記録はイネ科科花粉症で、牧草を刈り入れの時に発生するので、枯草熱(Hey Fever)、また夏に発生するので「夏かぜ」と呼ばれていましたが、19世紀の始め頃に牧草の花粉が原因と認められるようになりました。(Elliostom,1851)
我国の花粉症患者はスギ花粉症が全人口の17%程度、其の他の花粉症が10%程度と推定されています(2002・鼻アレルギー診療ガイドライン)、そのうちイネ科花粉症は8〜9%程度と言われています。
松山附近では現在カモガヤ(オーチャード・グラス)、ネズミムギ(イタリアン・ライグラス)、オソムギ(ネアール・アイグラズ)、オオアワガエリ(チモシー)etcのような牧草系の雑草がイネ科花粉症の主役を占めています。これらの植物は明治以后に牧草として輸入され、栄養価の高い牧草でしたが逸脱して野草化しました。繁殖力強く排気ガス、大気汚染に頑強に耐えて、在来種を圧迫しています。スギ花粉症と異なり、局地的な発症ですが、苦しむ患者さんは増加して来ています。


5月23日

イネ科の花粉症の症状
アレルギー性鼻炎の三主徴は、スギ花粉と同じ程度に激しいです。花粉の飛散距離がせいぜい200m程度で、スギ花粉のように長距離選手ではありませんので、よく問診すると、何か接触の機会を知ることが多いです。若い人では眼症状が強く、先行するようです。皮膚に直接触れると赤い発疹が出るときもあります。イネ科特有のするどい葉端で擦り傷を作るのが、増悪の原因かも・・・・。なお因果関係は不明ですが、外耳道の掻痒(そうよう)感を訴える方もおられます。咽頭・喉頭・気管粘膜のイガイガ感(エヘン虫感)を訴えられる患者さんもおられます(咽喉頭アレルギーを提唱される医師もおられますが、医療保険ではまだ認められません)。


5月16日


現在、市の住宅地域、田園地域はイネ科雑草が花盛りです。空き地・土手・路傍・畦畔、休耕地・住宅予定地etc.。特に空港のフェンス付近、中央分離帯に繁茂しています。種類は自家受精で花粉飛散の少ないイネムギが終わりに近づき、抗原性の強い花粉が多いネズミムギ、ホツムギが開葯して黄色い花粉を飛散させ始めました。犬の散歩、新学期の遠足、草刈りなどではご注意ください。

5月16日

マツも飛散終了が近いようです。

5月12日のコメント

ひのきは飛散終了のようです。

5月7日のコメント

ひのきはごく少ないです。マツが多くなりました。イネ科(かもがや)は、調査のデーターでは1〜3個と少ないのですが、患者さんはたくさん訪れています草木花粉は県立中央病院の屋上までは舞い上がってこないようです。

5月1日のコメント

ひのきは少なくなりました。

4月21日のコメント

週末は雨でしたが、花粉は多いです。百花繚乱です。

4月16日のコメント

ヒノキ飛散の最盛期です。そのほかも百花繚乱です。春ですね。

4月8日のコメント

ヒノキ、大量飛散です(112個)。

4月7日のコメント

スギ花粉がまだ飛んでいます(◎_◎)。ヒノキも多くなりました。お花見で強いアレルギー症状が出た患者さんがたくさん来院されてました。

4月1日のコメント

ひのき花粉の飛散をグラフにしました。

3月31日のコメント

スギ花粉、まだ飛んでいます。

3月28日のコメント

ヒノキが79個と急増しました。スギも44個とまだまだ多いです。

3月26日のコメント

ヒノキが飛び始めました。まだ少数です。

3月24日のコメント

18日に急増したすぎ花粉の増勢が続いています。昨年(2002年)は20日以降は飛んでいません。今年は100個近くが飛んでいます。20日を過ぎてから、こんなに多いのは珍しいです。ヒノキ花粉が観測されました。

3月19日のコメント

先週末はとっても少なかったです。それで今年はこのまま終わりかと思っていたら、18日は289個とブレークしました。まだしばらく要注意なのでしょうか?。例年3月25日以降の大量飛散は滅多にないのですが・・・・。

3月10日のコメント

週末は花粉数59個です。50個以上は「多い」「花粉注意」です。でも「今年は特別に多い」というわけではないようです。
高知県や大分県の状況をHPで見ますと2月26日の大量飛散は共通しています。その後はどちらも50個前後と「平年並み」です。寒波が大きく影響していると思われます。


3月4日のコメント

天候(雨と晴れ)により花粉数は乱高下しています。

2月28日のコメント

27日(木)は545個、2002年は最高でも220個でした。
爆発です。


2月26日のコメント

25日(火)は196個に増えました。26日(水)は曇っています。明日の報告はどうでしょうか?。

2月25日のコメント

今のところ松山はふつ〜う。昨年並みです(少ないくらい)。昨年のグラフをアップしてみました。参考にしてください。昨年は早く始まったけど、早く終わって、結局平年よりやや少な目でした。ほかの関西地区は多いらしいのです。昨夏の松山の水不足が影響するのでしょうか?。今後の推移を見たいと思います。

2月24日のコメント

17日に一挙に174個に増えたのに、その後はちょぼちょぼです。患者さんの症状も軽めです。あれ〜って感じです。データー報告が少し遅れています。申し訳ありません。

2月19日のコメント

花粉急増です。一挙に本格シーズン入りです。17日174個と急増しました。重い症状を訴えて患者さんが来院されています。

2月13日のコメント

花粉急増です。12日49個と急増しました。一挙に本格的シーズンに突入した印象です。

2月12日のコメント

花粉飛散開始です。2月7日が2003年松山の(観測上の)スギ花粉飛散開始日です。7日に初めて9個とまとまった花粉が観察されて、10日には一挙に27個に増えました。増加が急です。大飛散の予兆でしょうか?。花粉を避ける対策を開始しましょう。坑アレルギー剤の内服はもう必須です。一刻も早い受診をお薦めします。

2月3日のコメント

先週は寒かったです。これで花粉の飛散が遅れて患者さんも減るかと思いましたが、早期内服の準備のために来院される患者さんは増えています。早期内服の有効性が広く理解されたのだと思います。花粉調査ではまだスギ花粉は検出されていません。が、「鼻や目が痒い」と訴えられる患者さんは増えています。

1月27日のコメント

今年の松山の花粉飛散は昨年の1.8倍、平年(最近10年平均)の約2倍程度の予想です。ちなみに最近の飛散総数(カウント総数)の数字を列挙すると1998年1369,199年2257,2000年705、2001年4811、2002年2525、2003年予想4500個です。かなりの覚悟と準備が必要と思います。定点観測ではまだ花粉は検出されていませんが、患者さんは早期内服のために続々と来院されています。

1月23日のコメント

スギ花粉アレルギーの患者さんが次々と受診され始めました。「鼻がチョコッと痒い。目にきたかな?」なんて症状です。スギ花粉が1個検出されました。早期内服開始の時期が来ました。スギ花粉アレルギーの患者さんは早速にも受診下さい。

1月17日のコメント

スギ花粉調査ではまだ花粉は検出されていませんが、花粉症の患者さんが「もう時々鼻や目が痒いのだけれど始まったのだろうか?」と来院されます。「平野部に立つスギの木の早咲きなのだろうか?」と考えています。アレルギーの早期内服開始の時期が近づいています。1月20日頃からの内服を奨励する学会報告が多いです。そろそろ受診して薬の用意を始めて下さい。

1月 9日のコメント

明けましておめでとうございます。年末〜年初にかけて花粉は全く検出されませんでした。

松山耳鼻咽喉科会 2002年
2002年
12月30日のコメント

アレルギー性鼻炎はお休みのシーズンです。

12月17日のコメント

花粉は全く検出されません。ハウスダスト・アレルギーの患者さんが時折急な症状悪化で来院されます。冬物の衣服や用具について相談しています。

12月 9日のコメント

花粉は全く検出されませんし、花粉アレルギーの患者さんは来院されません。12月は花粉症のない時期です。昨年は12月10日頃に「スギ花粉症かな?」と疑われる患者さんが数人来院され、耳鼻科医の間で話題になりましたが、今年はいまのところ「ない」ようです。

11月25日のコメント

花粉は全く検出されませんし、花粉アレルギーの患者さんは来院されません。

11月18日のコメント

11月に入って花粉は全く検出されませんし、花粉アレルギーの患者さんは来院されません。

11月9日のコメント

11月に入って花粉は全く検出されません。

11月5日のコメント

花粉アレルギーはまもなく「お休み」の時期に入ると思われます。

10月26日のコメント

花粉アレルギーの患者さんは少ないです。花粉もほとんど検出されていません。

10月15日のコメント

花粉調査では最近1週間は花粉は検出されていません。
しか〜し、松山の秋祭り(10月7日)直後から、やや激しく急激な発症のアレルギー性鼻炎の患者さんがちらほら来院されます。イネ科の終わりかけか、ヨモギなどの晩秋の草木花粉が咲いたのだと思われます。


10月4日のコメント

先週に比べてアレルギー患者さんは増えていません。

9月27日のコメント

週末にアレルギーが急性悪化した患者さんが少し増えました。稲刈りに伴うイネ科雑草花粉の大量飛散でしょうか?。花粉調査ではヨモギが出てきました。イネ科だけではなく、秋の枯れ草(ヨモギやススキやオオアワガエリ)などがこれから増えてきます。要するに百花繚乱です。

9月19日のコメント

例年運動会の翌日に強いアレルギー症状の児童が受診するのですが、今年は少ないです。「今年は秋のイネ科の花粉の飛散が少ないのだろうか」と耳鼻科医で話し合っています。小雨の影響があるのでしょうか?。

9月11日のコメント

イネ科の雑草花粉数も患者数も予想ほど増えていないようです。

9月2日のコメント

イネ科の雑草花粉が調査結果でもはっきりと見つかっています。いよいよイネ科の雑草(カモガヤ)花粉アレルギーの本格シーズンです。特に運動会などで校庭に永くいる生徒さん達のアレルギー症状にご注意ください。

8月26日のコメント

イネ科の雑草(カモガヤ)花粉アレルギーのシーズンに入りました。

8月7日のコメント

8月に入って、急激発症で、わりと重い症状のアレルギー性鼻炎の患者さんが来院されています。イネ(コメ」アレルギーと考えられます。

8月2日のコメント

花粉調査ではコメ花粉は検出されていませんが、早稲のイネの花粉は咲いているのだそうです(農家の方からお伺いしました)。急にアレルギー症状が出た患者さん(イネ科花粉アレルギー)が数名来院されています。夏風邪と間違いやすいので御一考下さい。

7月29日のコメント

コメ花粉・アレルギーの患者さんが来院されました。
まもなくコメ花粉・アレルギーが始まります。


7月22日のコメント

1週間検出された花粉は全くありません。

7月15日のコメント

調査では7月に入ってから2週間、花粉は限りなくゼロです。
12日〜14日の3日間でイネ科花粉が1個見つかりました。イネ科は7月末から8月初旬に始まりますので、注意して報告するつもりです。


7月1日のコメント

調査では花粉は限りなくゼロに近いです。
ときどき急にアレルギー症状がでた患者さんが来院されます。患者さんのご近所で大量の雑草が花を咲かせたのだと推察します。このような個々の状況は県立中央病院の屋上調査では分かりませんので、一概に「花粉はない」と決めつけないで、耳鼻咽喉科の診察を受けて下さい。


6月17日のコメント

もう、ほとんど花粉は検出されません。

6月10日のコメント

ときたまカモガヤ花粉(イネ科)の患者さんが悪化して来院されますが減ってきました。アレルギー性鼻炎が少ないシーズンが近づいています。


6月3日のコメント

カモガヤ花粉(イネ科)だけが飛んでいます。マツはとても少なくなりました。そのほかの花粉は全部ゼロになりました。

5月25日のコメント

週末になってとても症状が重くなったカモガヤ花粉アレルギーの患者さんの症状がたくさん来院されています。鼻の症状はもちろんですが、咽の痛みやイガイガ感が強いのがカモガヤ花粉症の特徴です。

5月20日のコメント

マツは終わりました。2002年の樹木花粉(スギ・ヒノキ・マツなど)飛散は終わりました。カモガヤなど草木花粉アレルギーは続いています。

5月17日のコメント

2002年のスギ花粉は4月2日に終わりました。替わってヒノキが急増して飛び出しました。4月20日頃にヒノキが減るのと入れ替わってマツとカシの花粉が急増してゴールデンウィーク中にピークを迎えました。マツは15日から急減しました。

5月13日のコメント

イネ科(カモガヤ)花粉アレルギーの患者さんが続いています。

5月8日のコメント

ノキは終わりました(5月5日)。

5月1日のコメント

ノキはほぼ終わりました。マツが多いです。
カモガヤ花粉症の患者さんがとても激しい症状になりました。急激で激しい鼻症状と咽頭痛・目の充血などです。野外活動が多い連休には注意と用意が大切です。


4月26日のコメント

24日・25日と百花繚乱です。マツが再び増え、ケシ類やシイ・クリ類等もたくさん飛んでいます。

4月22日のコメント

カモガヤ(イネ科の雑草)花粉症の患者さんの症状が重くなりました。

4月10日のコメント

カモガヤ(イネ科の雑草)花粉症の患者さんの発症が目立っています。
私たちの花粉調査は県立中央病院の屋上で調べています。樹木花粉(スギやヒノキ)には適しているのですが、草木花粉(イネ科やムギなど)に不向きです。草木の花粉は高いところまでは舞い上がらないからです。草木花粉の情報は患者さんの動向などを中心にお知らせします。

4月9日のコメント

マツが増えてきました。

4月5日のコメント

草木花粉アレルギー(イネ科やムギ科などの雑草)の患者さんが急な症状発症を訴えられて来院しています。

4月2日のコメント

スギは終わりました。スギ花粉症のみなさま、ご苦労様でした。ヒノキも少ないです。ヤマモモやエノキなど百花繚乱になってきました。

3月29日のコメント

28日は快晴でスギ・ヒノキともに増えました。スギは終わりそ〜で終わりません。

3月27日のコメント

スギは1個、ヒノキも3個と、両花粉ともに最少です。

3月25日のコメント

寒波のためでしょうか、3月22日(金)〜24日(日)はヒノキ花粉は急減しました。スギ花粉はごく少数がダラダラ続いています。

3月22日のコメント

ヒノキ花粉急増です。

3月20日のコメント

スギ花粉はいよいよ少なくなりました。スギ花粉は終盤と思われます。ヒノキ花粉が本格的に飛び始めました。ヒノキの花粉飛散のグラフをアップしました。スギとヒノキの花粉は性質が似通っているので両方のアレルギーの患者さんはたいへんに多いのです。ヒノキ花粉は4月下旬まで飛びます。今年は4月に入ってからスギ花粉が飛ぶことはないと予想できます。
4月に入ってからも症状が続く方は、ヒノキやカモガヤなどの別の花粉アレルギーやハウスダストアレルギーを疑って医療機関を受診下さい。


3月18日のコメント

15日(金)・16日(土)・17日(日)も3日平均で13個と少ないです。スギ花粉はそろそろ終盤が近いと思われます。少数ですがヒノキが飛び始めました。

3月14日のコメント

(◎_◎)なんと!!8日・9日・10日は快晴、暖かくなったのに31個(昨年は少なくても200個、最高1800個でした)
そして・・11日(月)たったの・・・おおお・・・17個
その後12日・13日・14日も少ないです。(^。^)


3月13日のコメント

考察と予想
今年は暖かいので10日ほど前倒し(全てが早く)になっている。毎年4回程度は大きな山(大量飛散)があるので来週明けの晴れは飛散が増加する可能性がある。しかし早く収束する(24日頃か)見込みになってきた。


3月12日のコメント

そして・・11日(月)たったの・・・おおお・・・17個
少ないです〜うううう〜〜(゜o゜)
ひょっとして今年は少ないのかも・・・・


3月11日のコメント

8日・9日・10日は快晴、暖かくなったのに・・少ないです〜う(゜o゜)・・11日(月)は例年なら激しい症状を訴えて来院する患者さんが多いのに、今日は鼻内所見は一般的に軽い印象です。油断は禁物だけど、ちょっと安心かな?。(^.^)/~~~

3月8日のコメント

(◎_◎)なんと!!3月7日(木)は「晴れ・風あり」だったのに34個・・少ない(゜ o゜;)・・予想がはずれました。寒かったからでしょうか?(^。^;)。今日3月8日はピカ天になりました。例年なら「大量飛散間違いなし」のタイミングです。これから数日の花粉量が「今年を量る目安になる」かもしれません。また、はずれるかもしれませんが・・・(ーー;)。残念ながら報告は11日(月)になります(^.^)/~~~。
おまけ:天気予報では3月9日(土)・10日(日)は暖かくなるらしいです。やっぱり要注意ですよ。


3月7日のコメント

大量飛散の日は1シーズンに4〜5日(回)です。春は気候が変わりやすくて、そうそう連日は晴れ続けないようです。ものすごく花粉が多い日(500個以上)を集中して注意すれば、随分と対策になると思います。2001年のグラフを参考に考えてみてください。

3月6日のコメント

3月5日は寒い雨でした。花粉も21個と激減しました。6日(水)午前中は強い風と雨模様で午後から晴れだしました。風も強いです。何か悪い予感がしませんか?。

3月5日のコメント

3月5日(火)は一転して寒い雨です。患者さんの訴えも軽減しています。スギ花粉症の患者さんにとって一喜一憂の毎日です。

3月4日のコメント

いよいよ大量飛散の始まりです。患者さんの症状が重くなりました。鼻内所見も悪化しました。週末(金・土・日)は3日間合計で658個でした。3日間を平均するので3日間同じ個数になっています。ですが1日(金)は雨が降っていました。天候から推察するには1日は28日(木)と同じ10数個で2日(曇りときどき雨)は100個、3日が500個であったのではなかろうかと思います。

3月2日のコメント

3月2日(土)は強い症状を訴える患者さんが急に増えました。まもなく大量の花粉が襲来します。

2月27日のコメント

25日・26日は小休止ですね。耳鼻咽喉科外来も少しヒマです。これから1ヶ月間の耳鼻科医は「花粉がたくさん飛んだ翌日は忙しく、少ない翌日はややヒマ」という花粉飛散の状況で日替わりに右往左往する毎日になります。

2月25日のコメント

160個前後とすいぶんと花粉量が増えました。耳鼻咽喉科を訪れる患者さんの鼻内所見にアレルギー変化が明瞭です。それでもまだ大量飛散ではないのです。まもなく800〜1000個以上の花粉が飛びます。

2月22日のコメント

19日は3個と急減、20日は142個に急増です。2月末は三寒四温に伴って花粉数が変動します。耳鼻咽喉科を訪れる患者さんの鼻内初見にアレルギーの変化が明瞭になってきました。

2月21日のコメント

椿さんが終わりました。2月も残すところ1週間になり、花粉大量飛散の第一陣が近づいてきました。10日後には大量の花粉が襲来します。

2月18日のコメント

18・19・20日は椿さんです。花粉は15日〜17日は1日70個と急増しました。ほんとうに今年は早い時期から多いです。週末から眼がかゆい、くしゃみが止まらない等の本格的な症状を訴える患者さんが増えました。

2月14日のコメント

12日と13日の寒波で山に雪が積もったそうです。花粉は2個に減りました。毎年2月中旬は三寒四温で花粉の飛散も影響されます。

2月11日のコメント

一口メモ
1)新聞を読むと昨年2001年は例年の数倍の大量飛散の年だったと書いてあります。2001年は東高西低で東日本では多かったのです。だいたいマスコミは東京を中心に報道するので東日本優先ですね。
2)「例年に比べてどうか?」を比較するときには過去10年の平均と比べます。松山地方の2001年は1999年や2000年に比べると多かったのですが、1999年と2000年はずいぶんと少なかったのです。また1996年がむちゃくちゃに多くて平均値を引き上げています。ですから2001年は過去10年の平均よりは「やや少な目」だったけれど過去5年間を比較すると多い年だったのです。
3)2002年は「昨年よりやや少な目」だけど結構「花粉は沢山出来ている」という状況です。「例年と比べて」という説明はなかなか難しいのです。


2月10日のコメント

2月6日には早くも12個の花粉が検出されました。7日は16個です。早いです。9日(土)は発症した患者さんが大勢耳鼻科を受診されました。スギ花粉アレルギーは予防期間から一挙に治療の時期になりました。

2月7日のコメント

観測データー上の「2002年スギ花粉飛散開始日」は2月2日になりました。

2月4日のコメント

2月1日からスギ花粉が1ヶ検出されました。鼻のムズムズ感やくしゃみ・目のかゆさ等の軽い発症を感じる患者さんは多くなりました。

1月29日のコメント

観測データーではスギ花粉は検出されていませんが、発症を感じて来院される患者さんは少しづつ増えてきました。

1月23日のコメント

スギ花粉アレルギーの患者さんの予防内服開始の時期になりました。予防内服の相談に来院される患者さんが多くなりました。早速に耳鼻咽喉科をお尋ね下さい。

1月16日のコメント

花粉は飛んでいませんが「すぎ花粉症と診断が確定している患者さんの来院がチラホラある」と市内耳鼻科医で情報交換しています。「地域によって気温によって、少量のスギ花粉飛散があるのだろう」と判断しています。

高須賀信夫医師の2002年スギ花粉飛散予測

例年7/11から8/10までの最高気温の平均値と全天日射量の平均値より予測式を用いて算出しており、今年の予測値はトータル5100個程度と算出された。ちなみに昨年は4811個、一昨年は705個であった。今年はスギ花粉はうら年にあたっていることと1月の気温が低いことより、実際の予測としては3500個程度と考えている。

1月4日のコメント

明けましておめでとうございます。とても寒い正月でした。本年も宜しくお願いします。
松山耳鼻咽喉科会 2001年
2001年
12月26日のコメント

花粉の飛散は3週間ずっとゼロです。12月初旬に見られたスギ花粉も本格的寒気とともになくなりました。完全な花粉アレルギーの休日です。

12月11日のコメント

花粉の飛散はずっとゼロです。が、9日にすぎ花粉が1個見つかりました。毎年12月末に少数ですがスギ花粉症の患者さんの発症があることを松山の耳鼻科医は語り合っています。「平野部に植生するスギの木が花粉を出すのだろうか」と推察しています(推論です。確証はありません)。12月のスギ花粉に注目してみたいと思います。

11月26日のコメント

花粉の飛散はゼロです。松山地域は「花粉アレルギーの休日」と呼ばれる時期に入りました。

11月15日のコメント

最近1週間、花粉の飛散はゼロです。患者さんはごく少数です。松山地域は「花粉アレルギーの休日」と呼ばれる時期に入ったようです。

11月6日のコメント

花粉の飛散は少なく患者さんも少ないです。山に出掛けたひとなどがときたま悪化して来院される程度です。松山地域ではそろそろ花粉アレルギーは終わりが近いかもしれません。

10月25日のコメント

花粉の飛散は少なく、患者さんも少ないです。

10月16日のコメント

花粉はゼロです。

10月11日のコメント

よもぎ・カナモグラ・イネ科・ブタクサのシーズンのはずですが、花粉の検出数は少ないです。

9月28日のコメント

よもぎ・カナモグラ・イネ科に加えてブタクサも見つかりはじめました。百花繚乱と思われます。今週末は運動会が多いと思います。毎年9月・10月の運動会でひどくなって来院される患者さんは多いです。

9月25日のコメント

よもぎ・カナモグラ・イネ科の花粉が飛んでいます。稲刈りが始まりました。毎年稲刈りが始まると、激しい症状を訴えて来院される患者さんが増えます。連休明けで25日はそんな患者さんが多く見られました。

9月20日のコメント

9月18日(月)にヨモギ花粉が10個も検出されました。19日(火)以降「突然アレルギーが出た」と訴えられる患者さんが増えました。

9月17日のコメント

花粉はほとんど検出されていませんが、15日・16日の連休間にアレルギーが悪化した患者さんがちらちら来院されています。快晴なのが理由かな?。

9月12日のコメント

花粉はほとんど検出されていません。

9月8日のコメント

松山は2日間雨が降りました。そのためもあってか、花粉は検出されませんでした。週末から天候が回復したら、秋の花粉飛散状況がはっきりすると予想しています。

9月6日のコメント

「こめ花粉は終わったようです」とコメントを書きましたが、4日、5日とこめ花粉が検出されました。(?_?) 様子を見ています。

9月3日のコメント

こめ花粉は終わったようです。ヨモギが飛んでいます。

8月28日のコメント

秋のイネ科花粉アレルギーが始まりました。主に穀物系の雑草で9月中飛散します。毎年9月にアレルギーのひどい方々は今が専門医療機関するタイミングです。

8月24日のコメント

表には出ていませんがヨモギとカナモグラ花粉の飛散が検出されました。8月末から色々な雑草の花粉飛散が始まります。こめ花粉はそろそろ終わりかもしれません。もう少し経過を見ましょう。来週からこめ花粉以外のグラフも掲載します。

8月17日のコメント

こめ花粉のみが検出されています。耳鼻咽喉科外来ではお盆中に発症したアレルギー性鼻炎がちょこちょこ来院されます。都会から帰省して「アレルギー性鼻炎が出た」という訴えも散見されます。

8月7日のコメント

「8月3日頃から急にくしゃみ、鼻のムズムズと目のかゆみが出ました。」という訴えが多いです。イネ(コメ)花粉アレルギーが始まったと考えていいと思います。

8月6日のコメント

イネ科、それもコメ花粉が1個です。コメ花粉以外は全く検出されません。要するにゼロです。7月末から花粉アレルギー様の症状の患者さんが来院されています。コメ花粉アレルギーが一番疑われます。
 なお、この花粉検査は県立中央病院の屋上で採取しています。高所での検査はスギやヒノキなどの樹木花粉の検査にはピッタリですが(樹木の花粉は高く広く飛ぶからです)、イネ科など草花系の花粉検査には最適ではありません(草花花粉は低く狭く飛び、また地域によってかなり違うからです)。草花花粉の飛散は一律的な調査が難しいのです。8月に入って急にくしゃみ、鼻水、目のかゆみなどの花粉アレルギー症状がでた方は専門の医療機関でご相談下さい。「イネ科(こめ)花粉アレルギーの患者さんは随分と多いのではないだろうか」と耳鼻科医は話し合っています(よもやま話的です)。

松山耳鼻咽喉科会

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