■2010 蒲谷敏彦のCHINA REPORT
蒲谷敏彦
(ぶたに・としひこ)
'05年4月から3度目の海外勤務。中国蘇州に赴任したビシネスマンの中国レポート。駐在員ならではの現地レポート。
松山では、MPRO、シンシアに乗るヨットマン
蘇州 Map
中国 Map
CHINA REPORT 2010
―― 敦煌旅行速報(その1)――
清明節休みの敦煌の旅から帰ってきました。
誰かに日本帰国の引越し前に敦煌旅行など無謀だと言われたのですが・・・
(誰かには蒲谷さんらしい中国最後のチャレンジャーな旅をお願いします!、とも・・・)
やはりそのとおりになりました。
日程:
04/02 蘇州―列車T138(1642/0758)―西安 寝台車泊
04/03 ―列車K591(1056/0930)―敦煌 寝台車泊
04/04 0930敦煌着く
敦煌観光 莫高窟 鳴沙山 月牙泉 (駱駝を利用する)
敦煌博物館など 太陽大酒店泊
04/05 敦煌―飛行機CZ6895(1015/1235)―-西安―飛行機―-上海浦東――専用車にて―−蘇州
敦煌に寝台車2泊での旅は思ったほど無謀ではありませんでした。
心配していた、中国人との4人部屋での相部屋も問題なく、
トイレもいたって清潔でした。2日ほどシャワーを浴びられないのを我慢すれば全然問題ありません。西安には2時間遅れで到着したので、ゆっくり朝ご飯を食べたり、ちょっと西安駅前観光をするつもりでしたがそれは出来ませんでした。
翌翌日敦煌駅には午前9時15分着で予定より少し早かったくらいでした。
莫高窟の千仏洞はマンションのようなアルミサッシの扉がついたり、コンクリートで壁が補強されていたりで、ちょっと興ざめでしたが。これも問題ありません。鳴沙山砂丘や月牙泉は思ったより規模が
小さくちょっとがっかりでしたが、ちょっと気の強い駱駝に
乗ったり、砂丘を竹の橇で直滑降で滑ったりしましたが、
これも問題ありません。
敦煌博物館は今年の秋には新館がオープンするようで、現在の旧館は力が入っていません。なおかつ日曜日で通常は休館だとか・・・ それを無理やり開館させての見学でした。あまり見るものはありません。
時間が余ったので、夜光杯を買いに行きました。3割引だと言うのを
無理やり4割引きにさせましたが、これも問題ありません。
夜光杯の本物は磁石に吸い付く(鉄分が多いらしい)のだそうです。
敦煌での食事は美味しいもの(珍しいもの)をと、旅行会社の担当者(駱駝の駱さん)にリクエストしていたので、気を遣って駱駝の手のひら?肉料理を昼も夜も出してくれました。
夜のほうが美味しかったです。これも問題ありません。
平山郁夫先生が当時お泊りになったという、敦煌の4星ホテルで一泊して次の日は帰るだけでした。
翌朝、ゆっくり9時にホテルを出発して敦煌空港に9時15分に
到着すると・・・ 誰も居ません! 観光客はもちろんスタッフも売店も・・・ 居るのは門を閉ざしている空港の入り口の守衛さんだけです。
空港建物は完全無人で完全閉鎖されています。
一体何が起こったのか? 10時15分発西安行きの飛行機は?
テロ防止か? それとも空港を間違えたのか?
敦煌空港はここ1つしかないとガイドは言います。10年のガイド歴でこんなこと(空港が閉鎖されている)は初めてだと・・・
でも現実に空港が閉鎖されている!
明日は仕事なんだけど、今日中に蘇州に帰ることができるのか?
帰りも2泊3日の汽車の旅になるのか? それとも・・・
それからほんとうに無謀な敦煌旅行が始まるのでした。
・・・(CHINA REPORT最終号にたぶん)続く
無謀な蘇州駐在員(蒲谷)からでした。
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