蒲谷敏彦のKOREA REPORT 8月号-1
KOREA REPORT (8月暑中お見舞い号)
今年の夏はいかがですか?今年のソウルは猛暑(36℃くらい)で閉口しています。暑中お見舞い申し上げます。原さんPORT SANTOに無事にフィニッシュのご様子、良かったですね。ヘビーウエザーのなか大変だったと思います。レース詳細が入ったらまた、教えて下さい。私は8月沖縄の伊是名レースに参加予定です。台風が来ないといいんですが... さて、添付写真は、アフリカではなく、アマゾンの奥地でもなく、これでも夏のソウル漢江市民公園(ハンガン・シミン・コンウォン)の散歩道です。『さにあらん、夏草茂る都会かな』愚作でした。頭の上に見えるのは、韓国一63階建ての63(ユクサン)ビル。サングラスは南大門市場で買いました。偏光レンズだそうで、その証明に額に入った窓辺のベッドの絵を見せられます。普通のサングラスだと白いベッドが見えるだけですが、偏光レンズのサングラスで見ると黒い裸の女性が横たわっているのが見えます。いろんなサングラスをかけて見て遊んでしまいました。アロハシャツは中国の海南島お土産でもらいました。紺色の短パンは、南大門市場で500円でした。靴と中身が日本製です。話は変りますが、日本ではビデオやDVDが発売されたという、『千と千尋の神隠し』がやっとソウルで上映開始されました。日本語の映画なのでまた喜んで出かけました。小さな映画館でしたが、イスはペアシートです。若い女性2人か、アベックが多いようです。全席指定・総入替なので決まった席に座るのですが、勝手に見やすい席に座っている人やら、映画が始まってからゆっくり来る人達で想像どおり、私の席だ! 私の席も誰か座っている!とあっちに行ったり、こっちに来たりの大騒ぎで、千尋が両親と離れ離れになる場面が良く観えませんでした。映画の冒頭のボイラ室に向かう下りの階段を転げ落ちそうになって壁に衝突する場面からかなり受け始めました。『キウォオ〜!(かわいい)』の嬌声が上がったのは、ボイラ室の煤蜘蛛やネズミにされた赤ん坊を蚊のように小さくなった烏がブーンという羽音をたてながら、吊り下げている場面でした。韓国でも小さい物が可愛いとなるのは同じようですね。(万国共通なのかしら...)飽食や公害・環境問題、人間の欲望と子供の自立・成長など現代日本のいろいろな問題を取り上げているようで、子供向けというより大人の童話のようでしたね。韓国人にはその辺のところ判って貰えたかどうか?東洋趣味の湯治旅館の様子は受けたようです。それではまだまだ暑い2002年夏、お元気でお過ごしください。ソウルより蒲谷
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