2009 木多 正のパラグライダー初体験飛行

 

     パラグライダー初体験飛行記

更新日2009/4/19 

 その昔、R・バックの「かもめのジョナサン」を読んで鳥のように自由に空を飛んでみたいと思ったのは小生だけではないはず。

最近なら、エンジンを背負って超低空でパラグライダーを飛ばす方の映像を見て、飛んでみたいと思った人もいるのではないでしょうか。

とりあえず何でもやってみないと気がすまない病の私、「一丁飛んでみるか。」と体重に反比例した軽い乗りでパラグライダーを体験してきました。

場所は高知県の仁淀川町にある「吾川スカイパーク」という元スキー場のパラ専用ゲレンデ。

 チャイルドシートのようなハーネスを背負い4点式ベルトで固定、次にパラを広げてラインが絡まっていなか確認しセッティング、例えるなら野原に扇子を広げたような感じ。

 パラのラインをハーネス左右腰あたりのカナビラに装着し準備完了。

 風向き、強さをウインド・ソックや周囲の木の枝の振れ具合から判断、正面からの程よい風を受けたらテイク・オフ、今回はインストラクターが判断し合図してくれています。

 4〜5歩進むと、パラが風をはらんで立ち上がるのですが、ここで風をはらんだパラに負けないよう足を踏ん張ばります。

 展開したパラが頭上に来たことを確認したら、あとは斜面を一気に駆け降りる。

 何メートルか進むと次第に駆ける足への圧が軽くなり、次の瞬間フワッと宙に浮いたかと思うと、一気に視界が広がります。

 ある程度高度を確保したら、インストラクターの指示に従い左右の手に握っているブレーク・コードで左右旋回、下降をコントロール、最後はフレアをかけて着地。

飛行機の主翼についているエルロンやフラップと同じ原理とのこと。

初めての挑戦でしたが、無線によるインストラクターの的確な指導・怒号(?)により、夕方頃には10m位(ビルの3階)の高度まで上がり、右へ左へ好きな方に旋回できるまでになりました。

 上達すると何時間も浮いていられるそうで、当日山頂からテイク・オフした方は、豆粒位にしか見えない程の高度を浮遊していました。

 

私は少しの間ですが、鳥達が見ているのと同じ景色を堪能することができ大満足でした。

パラは発動機に頼らず風と友達になるところなど、ヨットと共通しています。

高いところが苦手でなければ、ぜひお試しあれ。

 

 

 
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