きまぐれ更新日誌(2002年5月) |
<5月31日 金曜日>
<5月29日 水曜日> 5月8日付けの記事ですが、フランスのヨットマン、ブルーノ・ペイロンと12人のクルーが110ftマキシカタマラン、オレンジで、ジュールベルヌノンストップ世界一周レース記録を更新。 オレンジのホームページ ペイロンのタイムは、64日8時間37分24秒で28,035マイルを帆走し、アベレージスピードは18.15ノットでした。 ペイロンは、また、世界一周航海の間に次の7つの新記録も樹立したそうです。
<5月26日 日曜日> MPROで睦月島までセイリング。 睦月港内には、漁師から魚を買って市場に卸す為の「生け簀」があり、そこに係留させてもらう。 そこの生け簀に子供達が上がり、泳ぐ魚を見て大喜び!でっかい「はまち」を生け簀から上げ、 卸商のご主人が、さばくのを興味しんしん、ご主人に質問攻めで見ている。
蛸も一匹もらって帰ってきたので、こちらはそのまま茹蛸にする。 他に「いかなご」の煮付けと自家製たくわんまで頂く。生け簀の上で昼食中のところに運良くお邪魔した模様。 蛸は、豊漁のようで、生け簀に何百匹といる。この中で泳いで見たらどんな感触かとふと思う。
<5月24日 金曜日> スプリント51を建造したフランスのArchambault造船所から社長のエマニエルと 工場長アランが 松山に来ているので、今日は歓迎のバーベキューパーティ。 社長は、42歳でジャヌーで設計を10年ほどし独立、父が経営していた リバーボート専門の 造船所を引き継ぎ現在の規模にされたそうです。 ちょいとジャンレノに似たいい男です。 というと本人も喜んでましたが。 工場長は47歳でこの道30年のベテラン。フランス語しか判らないので直接、 意思疎通が出来ないのがもどかしい。 プリマドンナのオーナー上原さんも建造中の新艇SPRINT40の打ち合わせに来ています。 完成が何時になるかしきりに気にされ社長に聞いていました。 造船所はヨットのバックオーダーを沢山かかえ大変忙しいのですが、 フランスは、2年前から週38時間労働になり、 また、従業員に超勤を求めてでも仕事を消化することが出来ないらしく、 42歳の社長は有り余る注文をこなすのに頭を抱えていました。 (不思議@) 日本は、不況で製造業は仕事がなく、リストラ解雇や賃下げなど暗い話題ばかりで、 中国に負けないよう低賃金で ガンガン働くしかないような雰囲気ですが、 フランスは週38時間労働なのになんで、ヨットのバックオーダーが、 山ほどあったりするのかわかりません。 グローバル時代とか言うけどなんか、日本人だけ損している気がします? どうしてこうなるのか誰か教えてください。 (不思議A) お昼に彼らとファミリーレストランに行って600円くらいのランチを食べました。 注文は、どのファミレスでもある定番のハンバーグとスパゲティーの付け合せに 黒糖パンとロールパンでした。 日本人3人は、ばくばくと全部たいらげましたが、彼らフランス2人組は、 黒糖パンを1口かじって2人とも残しています。 ハンバーグも半分づつくらい残している。 食後のサービスコーヒーも残しています。僕はおかわりまでしましたが。 原さん曰く、「フランス人は、不味いものは食わん、彼ら2人だけじゃない、みなそうよ。」 僕の田舎では、出された物は全部食べるのが礼儀と教えられましたが、 これは見習うべきか?否か。 <5月19日 日曜日> 「おーい!、おーい!」「おーい!!、おーい!!」 と叫び続ける声で、北条港の桟橋に係留したヨットMPROJECTで寝ていたところ目覚める。 朝の4時頃。 漁船らしき船のエンジン音に混じって聞こえるその声は、最初、桟橋に係留しているMPROJECTに場所を開けるよう 叫んでいるのかと思ったがそうでもなさそう。 岸壁の漁師仲間でも呼んでいるのかと思い、また寝てみたが、叫ぶ声は止まず、5分か10分かたつ頃には、 「タスケテクレー!タスケテー!」「助けてくれー!、助けてー!!」の声が混じるようになる。 一緒に艇に泊まっていた原さんも、起き出し、 「様子がおかしい。これはなんか事件じゃ、男の声と女の声で助けてくれと叫んどる。助けに行ってやろう」 と懐中電気をもってデッキに飛び出す。 デッキから2人で、「おーいどうしたんだ」と叫ぶと暗闇の中から「ここじゃ、はよう助けてくれ!もうだめじゃ」と声がする。 10メートル程向こうの漁船の当たりから声が聞こえる。真っ暗闇で、状況はわからない。 漁船のスクリューに誰か巻き込まれたか?エンジンか魚網ローラーなどに巻き込まれたのか? まさか刃物沙汰では?いろんな事件が頭をよぎるが、とにかく声のほうへ桟橋を走ってゆく。 原さんは、寝袋からでてパンツ一丁のままである。 並んで係留されている漁船に近づき、声の方を懐中電気で照らすと、漁船と漁船がひしめく間に 男女2人が海に落ちて海面から頭を出し、船べりに何とか手を伸ばしつかまってこらえている。 「嫁をはよ上げてやってくれ、もう限界じゃ」との声でわれに返り、奥さんを海からごぼう抜きに助けあげる。 続いてだんなさんも漁船の上に引き上げ、ほっと一息。 奥さんは、ぐったりしたまま、ピクとも動かない。 5分ほどしてやっと話せるようになる。 救助後5分ほどして近所の人が呼んだらしい救急車も来るが、二人とも水も飲んでなく無事回復したのでそのまま 帰ってもらう。 1時間は叫びつづけていたと思う、とのこと。聞いたのは10分くらいだったからよほど苦しかったのだろう。 60過ぎくらいの夫婦の漁師さんで、漁から港に帰り漁船の間に係留の為、奥さんが舳先で誘導していた時、落水。 旦那が助けようと焦ったのか、船のテントをつかんで海に乗り出したのでそのまま落水。 夫婦そろって船べりにぶら下がる羽目になった。船べりも50センチ程の高さがあり自力で上がるには高すぎる。 旦那一人なら泳いで桟橋にでも行き這い上がれたのだろうが、奥さんが漁船の間でつぶされそうになっていたため 旦那は、動けなかったとのこと。 救助できて、ほっとするやら、どっと疲れるやらのうちに出航の時間が近づき 岡本オーナーやクルー達がやって来る。 5時30分の出航の時間には明るくなり、もやいを解く。 艇が桟橋を離れかけたところにさっきの漁師さんが、また、「オーイ、オーイ」と服を着替えて駆けつけてくる。 お礼にと今朝獲ってきたらしい太刀魚をトロ箱でもらう。 名前を聞かれたけど、漁港にまたヨットが来たら泊めてやってくださいと挨拶しそのまま広島に向け出航。 <5月17日 金曜日> 韓国赴任中の蒲谷が、松山に帰省していたので久々に友人が経営しているショットバー、リスキーに集まる。 ワールドカップの切符は韓国では、特段の苦労なく購入でき未だ定価で買えるかもしれないとのことでした。 日本のフリーガン対策の報道はちょっと異常じゃないかと、皆の意見が一致。 フリーガンが必ず大挙して日本に押し寄せて来るようにしつこく報道されたり、線路の敷石を樹脂で固めたり、 機動隊がフル装備でフリーガンの暴動征圧訓練をしているところが報道されたり・・・。 イギリスで入場チケットも買えないから場外で騒ぐような連中が、いったい地球の裏側まで団体ツアー で来るのかい? 韓国ではこんなしょうもないマイナス面ばかり誇張したような報道はまれで、国の経済効果によいとか前向きな 報道ばかりとのこと。
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