きまぐれ更新日誌(2002年7月)

 <7月29日 月曜日>
 Fortissimoフィニッシュ
 日本時間29日の午後6時ころ電話
 
zoom2 207番のFortissimo
port santoの港にフィニッシュ

この航跡は、
全艇に積んだアルゴスで追尾
している。

(レースのホームページより)

 <7月26日 金曜日>
 Fortissimoから夕方4時に衛星電話。

 一昨日位からすごい強風が吹き続け、ストーム1枚でずっと走っているとのこと。
 2日も3日もヘビーウエザーセイリングの世界では、ストレスが大変だろう。

 こちらが、Fortissimoの正確な方位や他のレース艇との位置関係まで正確に知っているのに
 驚いている。

  イリジウム衛星電話では、インターネットの重いホームページをダウンロードするには、
 通信速度が遅すぎるようだ。

  ポルトガルのリスボンの西100マイル位の所を帆走中。
  レース艇では一番大陸よりの東を走っているが、
  天気図では、大陸よりに強い風が吹いている。
  ストームセイルしか上げれないような強風では、沖よりのコースの方が有利か。
 
 <7月25日 木曜日>
 Transquadraダブルハンドレースも第1レグフィニッシュまで残り、584マイル
 このところの平均速度も6.81ノットまで上がってきている。
 イベリア半島をかわしてからは、だいぶ風も強くなってきている様子。
 レース海面の天気図(風向・風速)

 レースのホームページはフランス語のみで、判読不能だが
 情報が豊富で面白い。
  今日も、適当にクリック していて、上の風速図もだが、
 出場者のプロフィール一覧を見つけた。
 Fortissimoの二人は、
 ハワイー広島レースやファストネットに出場経験があることなどが、
 紹介されてるようだ。
 (クリックでジャンプ)
 
 SOLO(シングルハンド)もDOUBLEもなかなか個性敵な顔ぶればかりで壮観。
 さすが、40歳以上の筋金入りヨッティーの面々
  
 <7月24日 水曜日>
 この地図が、レースのホームペジで更新されている位置情報
 207のFortissimoは、(下の地図の青い船マーク)
7月23日13時現在:北緯44度40分33秒:西経8度9分39秒
 252マイル走り、ゴールまで残り796.21マイル
 平均速度約6ノット

レース艇の航跡図(7月23日13時現在)ーレースのホームページで更新されている。

上の海図の拡大図(参加艇リストから艇名をクリックすればその艇の位置が紺色で表示される)

 
 
 <7月23日 火曜日>
  Transquadraダブルハンドレース出場のFortissimoは、21日スタート。
  レースのホームページで、レース中の全艇の位置情報がアップされています。

  このホームページのレース海面の海図のZOOMボタンを押せば、
  全艇の詳細な位置情報も表示されます。
  その拡大チャートの参加艇リストの艇名をクリックすれば再度、拡大され、
  目当ての艇位置が、さらにはっきりと表示されます。
  レース集団は、ビスケー湾を南下しイベリア半島の北端フィニステレ岬を
  かわす辺りを走っている。

   No207のFortissimoは、集団の真中辺りを走っているのか。
  トップを走っているのは、IMX40
  参加艇種は、OCEANIS50からPOGO850までいろいろあり、
  FortissimoのGRAND SURPRISE31は、中では小型艇であり、
  最終成績は、フィニッシュするまでわかりません。
  同型艇のNo206は、リタイアしてフランスに引き返している様子が
  ホームページの位置情報に表示されている。
   
レース海面  今回の第一レグは、
 フランスのナントから
 アフリカの北西沖にある
 マディラ諸島のポルトサン
 ここは、コロンブスの
 出発地として有名。

 第2レグは、ポルトサントから
 カリブ海マルティニーク


 <7月22日 日曜日>
   7月20日、21日と広島でSKK CUP
  レーサークラスとクルージングクラスのうち、クルージングクラスは、
  西内海の4つのフリートが持ち回りで、運営。

   今年は、松山フリートが運営の当番で、YAMAHA31Sのスケアクローチームの5名
  と僕と総勢6名で広島へ。
   朝、4時30分のフェリーで、松山から広島へ向かい
   7時過ぎに観音マリーナに到着後、打ち合わせのあと運営本部の方が
  用意のマークボートと本部船の2艇で早速レース海面に行く。

   初日は、やや風が弱く21艇エントリーのうち、3艇はゴール間近でDNF
   2日目は、レース海面を変え空港沖からスタート。
  離発着の飛行機からセイルが、目障りになるとクレームがあったたものの
   晴天の日は、海から陸地によい風が吹くと聞いていたとおり、終始よい風に恵まれ
  レース艇は、スピンスタートで沖に打ったブイを廻った後、また、
  スピンで折り返し、フィニッシュでした。

  軽快に走り、フィニッシュする参加艇クルーの満足そうな(^○^)を見ると
  運営を手伝ってよかったと思えます。
   帰りのフェリーで爆睡していたスケアクローチームの皆さんお疲れさんでした。
  
  <7月17日 水曜日>
   今朝、会社に大西洋縦断のダブルハンドレース参加でフランスにいる原さんから電話
  そっちも朝ですかと聞くと、「アホなこと言うな今、午前2時で整備が終わって
  ホテルに帰ったとこよ」
   
  今日は、暗くなってから航海灯のテストをしていたとのこと。
  ヨーロッパの夏はかなり遅くまで明るいので、テスト開始も遅くなる。
  21日スタートなのに未だそんなテストに追われててよいのか心配するのは
 心配性のA型日本人だけか?
  
  昨年のトランパックレースのダブルハンドに出場の「TWO GUYS ON THE EGE」
  (がけっぷちの2人)の2人組は、レースのスタート海面でタフラフが不調でジブセイルが
  上がらないのがわかり、観覧艇のタフラフと交換してスタートしたそうです。
  それでもレース結果は、優勝!
  
  スタート地点のナントの港には参加50艇が集合し、毎晩どこかしこの艇でパーティー
  唯一参加の日本人は人気の的で、フレンドリーなフランス人ヨッティーに毎日招待かれ
  パーティーのはしごで、夜もベリービジー。
  毎晩、ただで美味いものを食ってるようです。
  
  このレースの参加資格は、40歳以上のアマチュアセイラーで
  シングルハンドとダブルハンドのみ
  出場者は、一癖も二癖もありそうなヨットマンだらけとのこと。
  日本からの参加者は何癖くらいかは聞き漏らしました。
    
  <7月15日 月曜日>
  帰宅後、さっそくPACIFIC CUPのホームページを開きMPROJECTの
 位置情報をチェックする。
 なんと、昨日まで1位でフリートをひっぱていたのに今日は、リタイアしている。
 ラダートラブルでアメリカ本土へ引き返しているところでした、ガックリ。
 思うようにならないのがレースでもあるのでしょうけど。
  
 BengalUは、デッキに飛んできたイカの刺身など召し上がりながら順調にレース中の模様。
  
 <7月14日 日曜日>
  PACIFIC CUPスタート
  アメリカのMPROJECT(SPRINT50)が出場するDivisionFが、
 11日13時10分(HST)にスタート。
  MPROJECTは、レース集団を率いるいい走りをしている
  
  
PACIFIC CUPのホームページからリンクしている気象データのサービス会社
 Weatherguy Com のホームぺージが充実しているのにびっくり。
  太平洋の各地域を始めアジア地域の気象データ、衛星画像が、詳細にしかも無料で見れる。
  RACE PAC SERVICEとして375ドルで、レース期間中の各種気象データや推奨する
 コースなどを提供するサービスも行なっているようです。
  現在、沖縄に上陸し、日本を縦断しそうな台風7号の気象衛星画像もバッチリ見られる。
  詳細なデータがありすぎて、私には判りづらいのですが、気象解析の経験のある人には、
 強力なレースでの武器でしょう

 <7月9日 火曜日>

 
 大西洋横断レース出場のため明日10日関西空港からフランスに出発予定だった原さんは、
 台風6号のため明朝の松山から関西空港までの航空便が運休になりそうなので、急遽、
 今日の最終便で関西空港に出発。
  F1レースの応援で世界中のサーキットを旅した海外旅行のプロ、産経旅行の
 山崎支店長さんのアドバイスで、飛行機の飛んでいる今日中に関空に出発。
  フランスへは、関空から、明日10日11時にエアーフランス便で出発予定。

  原さんは、再度、イリジウム電話での連絡方法など確認したあと、関西空港へ旅立ちました。
  レース前から何やら慌しいのですが、レースでは、安全に航海し、
 西アフリカにフィニッシュして下さい。
  できれば、トップ3くらいでフィニッシュといえば、冒険好きのフランス人ヨットマン達の中で
 唯一の日本人熟年チームとしては、欲張りすぎでしょから、まずは布田さんともども
 無事フィニシュし松山に帰ってきてください。

  レース艇のGRAND SURPRISEは、97年にイギリスでファストネットレースに出場したときの
 クルーだったコルムチームのメンバーが、ラ・ロッシェルからレーススタート地点のナントの
 マリーナまでの回航や備品のチェックを入念にしてく れているので、大変助かっているようです。
  昨日も、コルムチームのクルーで、本業はフランス海軍の原子力潜水艦乗りのピーターが、
 メール(彼女の写真付き) で、アドバイスや日本から持参すべき備品などのリストを送ってくれていました。
  原さんの顔の大きさと言うか、ワールドワイドなネットワークの大きさを感じます。
 レースを待つGRAND SURPRISEとピーターの彼女Fortissimo

 <7月7日 日曜日>
  エムプロジェクトとシンシアのメンバーである原さんとヨットFORTISSIMOの布田さんが
 もうすぐ、フランスのナントから西アフリカのポルトサントまでの
 大西洋横断ダブルハンドレース(TRANS QUADRA)に出発します。
  レースは、ダブルハンドとシングルハンドの二つのクラスのみです。
  険好きのいかにもフランスらしいレースではありませんか。

  原さんは、松山を7月の10日に出発の予定ですが、レースは、
 次の予定で、7月21日スタート
  衛星を利用のイリジュウム電話で、布田さんのホームページ上でレースの中継をする予定。
  皆様、ホームページ上からの応援よろしく。
  レース前のスケジュールがフランスからメールで届きましたので紹介します。
 
Monday July 15th(7月15日月曜日)
       The boat must be in the harbor of Nantes 
- July 16th 17th 19th 
- Check list of the boat, security and rating
- Official meeting etc
- July 19th  :
- nautical parade in the harbor of nantes
- Virtual start in Nantes
- Delivery from Nantes to Saint-Nazaire under engine
- July 20th:
- prologue. Few hours race
- Official diner in St NAzaire
- Sunday 21st :(7月21日日曜日)
-Start