きまぐれ更新日誌('04年 9月)
 <9月30日 木曜日>
 宇和島出張で、45フィートカタマランをオーナーの三浦さんの案内で見学させてもらう。
 設計は、上野一郎氏、広島の風の子造船で建造されたワンオフ艇。
 このクラスのカタマランはさすがに居住空間が広い。
 二つのハルの間の前部に広いオーナーズバースがあり両側のハルに、前後に2つづつ独立したバースがある。
 キャビン中央には、2m近くの正方形のテーブルがあり、周りをソファが囲んでいる。
 大型の冷蔵庫は、ビールと食材が満タンで使いでがありそう。
 プラーベート桟橋から陸電をとっているので、24時間冷蔵庫は稼動中。
 浮き桟橋は、魚の生け簀になっており、常時50kg位の魚が泳いでいる。
 魚は、桟橋からカゴを入れておくと沢山とれるので、ときどきそのカゴの獲物を生け簀に移しておくだけでよい仕組み。

 このプライベート桟橋は、ヨットを置くために土地ごと購入し桟橋を設置したそうだ。
 市内の自宅から車で7、8分の湾内にあり、いい別荘地だろう。仕事帰りにヨットでビール!OK
 毎年、5月の連休に屋久島あたりにクルージングにいっているそうで、前年の屋久島までの航海には80歳すぎのおばあちゃんも乗艇して楽しそうコクピットに座っている写真を見せてもらった。
 次回は、外洋航海に安全なモノハル艇の購入を考えておられました。
 
 <9月23日 木曜日>
 原さんが、サルジニア島出張から帰国。お土産にサラミソーセーを頂く。なんでこんなに美味いのか、とにかく美味しい。
 毎回、疲れ果てて帰ってくるけど、こちらは土産話が楽しみ。今回は、気の毒だけど帰国便に乗り遅れた話
  パリの空港からアリタリア航空で帰国予定だったが、レンタカーが交通渋滞に巻き込まれ搭乗手続き締め切り15分後に出発カウンターに到着。
 必死の交渉も虚しく、無常にも係りのお姉さんに締め切り後で搭乗を拒否される。(出発時刻の40分前くらいだったらしいのに)
  翌日の便に変更することもできないと拒否される。同日発のエールフランスの日本までの片道切符を購入しようとしたが、片道切符はノーマル運賃しかなく50万円位。往復の安売りチケットを20万円で購入し、片道を捨てる事とした。
 旅なれた人でも交通渋滞には勝てませんでした。
 
  サルジニア島は、イタリア半島の長靴の先の北側に在る島で、フランス領のコルシカ島のすぐ南側にある。
  フランスの同業者に言わせると、フランス領のコルシカは、緑も豊かで自然に恵まれたすばらしい島だが、イタリア領のサルジニア島は、荒涼としたつまらん島になるそう。たしかに緑は少ない荒涼とした島ではあったそうです。ミラノからの飛行機で、両島の上空を飛んでその対比が面白かったそうです。
 島は、地球儀で見ると地中海の真中あたり絶好の位置にあるリゾートアイランド。
 サルジニア島は、意外にも四国くらいありそうな大きな島。淡路島なんぞの比じゃないよと教えられました。
 
  ミラノから飛行機で、サルジニアの空港(オリビア)まで、往復5万円位。日本とイタリアの往復航空券が13万円だったそうで、国内線は、どの国も高いのかな。
 このマリーナ近くのオリビアの空港には、自家用ジェット機が15機くらいビッシリと駐機している。
 マキシのオーナ達は、世界中からレース地に駆けつけシリーズが終わると忙しく帰って行くのだろう。

  オリビアから、マリーナのコスタ・エスメラルダまで、レンタカーで30分位。マリーナ近くのホテルは、5つ星クラスのみで、1泊5万から10万円でとても泊まれないため、空港の近くの安宿(6,000円)をフランスの同業者にインターネットで予約してもらったそうだ。ネットでは海の近くの瀟洒なホテルとのふれこみだったが、来て見るとなんともうらびれたホテルだった。
 翌朝、朝食に降りると結構宿泊客もいたそうだが、なんと日本人の旅行者(女性の一人旅)が、朝ご飯をたべていたのでビックリ。
 ローマから深夜便のフェリーボートで朝、着いた旅行者だった。フェリーなら1000円で島まで来れる。
 なんでこんな所に来たのか聞いた所、イタリアが好きで、何度かイタリアに来ているが、サルジニア島オリビアの近くに船でしかアプローチできない、世界遺産になっている洞窟を利用した村があるので、見にきたそう。
 このホテルは、インターネットで探して予約した。やはり、海辺の写真が気に入って予約したそう。
 その次の日には、日本人の旅行者(女性2人組)がまた来ていたのでひっくり返ったそうだ。
 日本人は、世界中どこの最果てに行っても、いるので有名ですが、やはり・・といった感じ。
 
 やはりここにも日本人がいたシリーズ、の続き・・

 超高級マリーナのコスタ・エスメラルダの、マキシカップに世界中から集まったマキシ艇団には、圧倒される存在感があり、マキシカップに続いて開催されるスワンカップに集まっているスワン45FT10艇余りが、マキシ艇団の横では、クラブハウスから眺めると30FT艇の集団に見えるそうだ。
 このスワンカップにニュースステーションの久米宏さんら日本人一行15人位が、番組制作会社のオーナーのチャータースワンでこのレースに出場のため来ていたそうです。彼らでもマキシには、世界が違うなあ、とため息だったそう。
 
 このマリーナで、原さんがよく間違われ、外人オーナーに声を掛けられたのが「ミスター赤尾か?」
 マキシ艇のWOLLYのオーナーで、開催中のマキシレースに出場していた日本人オーナーのミスター赤尾。旺文社のオーナーだったかな?。原さんと年格好が似ているそうです。
 赤尾オーナーは、ユニフォームで決めた外人クルーを20人位引き連れて、自分の世界でヨットを楽しんでいる様子だった。船がマキシだとか日本人仲間がどうとかすでに超越されているVIPなのでしょう。
  
  
 <9月11日 土曜日>
 映画「華氏911」を衣山シネマサンシャインに見に行ったが、満員で中止。
 見逃していた映画「マスターアンドコマンダー」をビデオで見る。
 いつの闘いも戦術が大事、艇の性能・デザインも勝敗には大切と納得。
 
  夜8時ころ、イタリアのサルジニア島で、マキシカップを観戦中の原さんから電話。
 ポート・セルボのマリーナは、ホームページで見ていったけど、実物は想像以上に
 立派と感心しきり。

 レースは、レーシングクラスで、ロイ・ディズニーのマキシが優勝したとのこと。
 ヲーリ(WALLY)クラスに出場の日本の赤井オーナーのマキシは、5位
 

  <9月7日 火曜日>
 世界中のリゾート地への海外出張を楽しみまくっている原さんから、また、机から離れられない僕を羨ましがらせる出張予告メール。
  
  TO: K.Okamoto ; H.Watanabe 

 共に、イタリア、Porto Cervo サルヂ二ア島で開催されますが、
 私は、10日より13日まで現地にて、Maxi Boat の取材と、 
 S―40の商談でがんばります!
 以後、フランスにて S−40の制作工程のチェック等を 
 20日までして帰国予定です。
  S―40の報告レポート、ご期待ください!
                シーホース 原
 追伸
  9月17日に我らがフレンチエージェント Pierre RICHARD
 と Saint Maloの下記ホテルにて  S-40の 
 初めての打ち合わせ会議を行います。
 このホテルは、Pierreがとってくれました.

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