更新日誌('10年8月)
  <8月24日 水曜日>
22日のMPRO初セイリングの様子を追加
巨大なジェネカーの明るいオレンジ色が海の青に映え美しい。この色を選んだセンスがよかった訳ですね。
昼食の氷水に冷やした小豆島素麺と島の生簀から上げて貰ったオコゼとホゴの煮つけが旨かったな・・。
同時刻、海続きの隣の中島では、たくさんの人たちがトライアスロンで、この炎天下の中、水分の補給だけで極限をめざしてがんばっていたのですが。何にしてもとにかく人生それぞれ楽しまなくては。

<8月22日 日曜日>
MPRO初セイリング
巨大なジェネカーを展開し8ノットで滑走するが、船体がでかいのでそれ程のスピード感はない。
瀬戸内海が狭くなってしまったと思う。
<8月20日 金曜日>
Mproに発電機を積み込み。池川ヨット工房さんが釜茹で状態の船尾収納庫に入りフラフラになりながら据付作業やってくれる。
発電機は、マリン用の他、軍事用にも使用され信頼性抜群のFishwer Panda製。静粛性にも優れ発電機は鉛のケースに収納して据えつけられる。エアコンはフランスのメーカーで建造時に設置すれば面倒はいらないのだが、高緯度のヨーロッパ地方の船は基本的にエアコンは必要ないので、実績のあるアメリカ性の発電機を別途取り寄せこちらで設置する。
 メーカーのHPで、PDFの英文の操作マニュアルを表示し、それをOCRソフトで読み取ったうえで、HTML形式に変換してネットにアップロード、ネット上でグーグルの無料翻訳ソフトで日本語に一括翻訳し、55ページもある日本語マニュアルが出来上がり。こうすればできるかなとイメージした通りにできた。すごい!簡単!エライ!
結構読める日本語マニュアルになっており、一人感激している。

<8月14日 土曜日>
MPROJECTは8月5日に松山の泊地に到着し係留された。
まだ、池川ヨット工房の池川さんがサウナ状態の船内で、エアコン、発電機の取り付け作業中ですが、最初のクルーミーティング(単なる飲み会)を開催。コクピットで悠に10人がテーブルを囲んで歓談できる広さがある。
発電機は、取り付け前なので、桟橋に引き込んでいる陸上の電源から電気を引き込み、エアコンを稼動させメインサロンは涼しく快適。
暑い船上での作業の後は、エアコン吹き出し口の前に自然と皆集まってくる。

船首のオーナーズバースの下にエアコンを設置する。手前の黒いのがエアコンで右側に吹き出し口が2個ある。ここに真ん中の写真のダクトを繋ぎ配管する。エアコン前の黒いのはウインドラスとバウスラスター用のモーター、専用バッテリー4個。
右は、マットレスを剥いだ状態のオーナーズバースを入り口ドアから。前面の壁は鏡張りッス・・。
睦月島にお盆の里帰り。
ヨットでよく行くけど、お盆は格別の雰囲気や風情があっていいです。先祖に義務を果たしたようで気持ちもいいし。
各家庭から灯篭を持参し、拝んで海に流す。

<8月8日 日曜日>
恒例の三津の花火大会と ライブコンサート(ギター山口武ベース坂井紅介) at 黒岩別荘

クルーのレーザーによるセイリングトレーニング

堀江海岸にて

<8月5日 木曜日>
 Mpro回航。4日朝、西宮を出航し午後7時に高松市営ヨットハーバーに入港。
回航応援の田内さんと神田君は、松山から夜行バスで早朝に神戸到着しマリーナヘ。
夜行バスの旅で寝不足模様であるが、回航用の食料買出し。この炎天下飲料水だけは不足しないようペットボトルで充分に買い入れる。
マリーナの前に神戸生協のスーパーがあり買い物は至極便利。船には電気冷蔵庫が2基設置されており冷蔵にも問題なし。
水深に細心の注意を払い遠回りでも本船航路を運航する。高松港へもショートカットせず、宇高連絡線航路を通り午後7時入港。
桟橋に係留後、銭湯で汗を流す。夕食は高松の繁華街の焼肉屋さんに行ってまず、生ビールで乾杯するも寝不足で朦朧とし食欲控えめで、冷麺を流し込み締めとなる。
午後9時に渡部と木田の2名がJRで応援に駆けつけ焼屋に合流するも不覚にもJR内で駅弁を食べておりテンションあがらず。
マリーナのMPROに帰り、就寝となるが船内では暑くて寝られず、デッキでライジャケを枕に何とか寝る努力はするも・・。ビミニトップのお陰で夜露は凌げたけど。
翌日5日、朝8時に出航し本船航路を航海する。
航海速度は、2200回転で、GPSの測定で8ノットから9ノット位だ。連れ潮だと10ノットオーバーも記録した。今回は慣らし運転なのでこれ以上の回転にはしなかったが、廻せば相当なスピードがでそう。
GPSは画面15インチのノートパソコンにインストースした海図ソフトのシーマップと連動するもので、安価なコメット君(商品名)をパソコンのUSBに差込み使用したが、必要充分でした。
この”シーマップ”には世界中の海図がインストールされている!ノートパソコン1丁(もちろん幸運に恵まれパソコンが壊れなかったらだけど)でクラブレースから世界周航までOKなのだ。びっくり。

瀬戸大橋を過ぎたあたりで、海上保安庁の巡視艇が近づいて来た。臨検されるかなと思ったら、マイクでここは南航路で上り専用だから、下り専用の北航路を通るようご注意を受ける。皆でにこやかに了解のサインを送れば離れていった。
ところで、出発前に海上保安庁に電話で宮窪瀬戸に架かる橋の高さを照会したら、「把握してない。本四公団」に聞いてくれ。」とのことだった?!ちなみにMproは海面からマストトップまで24M程あるから確認しないと。

本日の貴重な昼食の冷やしぶっかけうどん(コンビニで290円)に勝ち割り氷を掛けて食す。冷たくて絶品で原さんも絶賛であった。
食の満足感は、食材の値段ではなく過酷な労働のあとについてくるのだ。
午後2時に宮窪の瀬戸に入る。午前11時が最干潮ですでに満ち始めて逆潮であったが、優に逆潮を乗り切る。逆潮に苦しむ台船も追い越していった。ヨットに追い越されたのは、初めての経験だろう。”お先に〜”

午後6時に松山ボートセンターに到着、バウスラスターを使ってポンツーンに横付完了した。お疲れ様でした。

海図ソフトシーマップ

堀江の停泊地
 

<8月3日 火曜日>
明日からMproを松山へ回航で―す。(楽しみ!)

今日、マリ−ナの海面に降ろして、明日初めての航海となるので2日程かけてゆっくりと松山に到着の予定。
ところで、この艇の航海灯はすべて最新のLED製が標準装備されていましたが、
これをすべて取り外し!省電力、耐久性、明るさすべてで劣る国産の電球製の航海灯に付け替えました。
何故か、そうJCIの検査に合格しないからなんです。バカな話です。小型船舶検査機構を存続させるためだけの規格でしょう。

20年以上も前、雑誌「舵」を毎月隅から隅まで熱心に読んでた頃、この検査機構の検査に合格するためだけに、普段使用しているHHなど外国製の使いやすく実績もあるライフジャケットの他に、桜マーク(検査機構のお墨付きのマーク)の不恰好なライフジャケットを別途購入したり、安全備品を国産のお粗末なものに付け替えしないといけないことへの怒りのエッセイを読んだことを思い出し(何故か鮮明に覚えてる)、今回、全く改まってないのを実感しました。民党、早く仕分けしてくれ。
ヨット工房池川さんの7/31付のブログにも同様の怒りが記載されていた。
そう言えば、ヨットのコンロの上に防火のステンレス版を張らないと検査を通さないと言われたことも、思い出した。

頭くるので、もうやめて回航に行ってきます。

<8月2日 月曜日>
松山到着が待ちきれず、(あるいは連日の猛暑の中、作業に没頭する原さんの慰労のため)に西宮に行ってたオーナー撮影のMpro写真公開です。
結構、細部に渡って撮ってあるのでカタログでは見れないとこもイロイロとあるかも。
左の最後2枚は、マリーナに係留されていた艇で、ボルドー60(フランスCNB製)”輝”
マストもセイルもドジャーもボルドー(ワイン)カラー、マストはカーボンのファーリングメインでした。

MPROの写真説明は、こちらでどうぞ⇒

<8月1日 日曜日>
船底塗料もほぼ終了、でかいから船底塗装も大変だ。
ネイビーカラーのハルに白い船底のコントラストがいい。

ここ西宮では宿の確保が難しくなりました。夏の高校野球の開催真近ですから。
ぼちぼち西宮を店じまいして松山へ回航準備をせねば
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