更新日誌('10年9月〜10月)
 

<10月10日 日曜日>
JAZZ ALTO SAX奏者多田誠司さんが松山に演奏旅行に来られたので瀬戸内クルージングにご案内。
おなじみの睦月島の生簀に停泊し、おなじみの港の前の海遊亭、田中さんに頼んで自慢のオコゼ料理を船まで出前してもらう。
厳しい顔をしたオコゼのから揚げが、ぎょろ目を剥いて大皿に並んでいるところは壮観である。
オコゼを頭からカリカリ、ボリボリと丸かじりにすると皮と身と骨が口の中で唾液と混ざり合い旨みがチュルチュルと湧き上がりもうたまらん。

10/10 Crusing

<10月3日 日曜日> 
幻想の世界に迷い込んだような美しい夕日の黒岩で
10月に誕生日を迎える3人のバースデーパーティー開催

Happy Birthday to オカモトちゃん
Happy Birthday to エリちゃん
Happy Birthday to マリリン♪♪♪
10/3Birthday Party
<10月3日 日曜日>
木造ヨット”天城”レストア中の池川ヨット工房さん訪問
内部造作はかなり仕上がっている。2ヶ月に1度くらい見せてもらうと作業が進んでいるのがよく判る。
チーク材の床板にはじまり棚、チャートテーブル、エンジンカバーなど一点、一点切り出し組み立て、磨きあげ、クリアー塗装で何回も塗り重ね仕上げてゆく。ヨット職人の技と愛情がこのヨットには詰まっている。
このヨットの中に座り、作業場の空気を感じ池川さんの話を聞いているだけで楽しい。
このヨットのオーナーは、ポンツーンに舫ったこの新しい”天城”の上で至福の時を過ごすのだろう。
MPROの電装関係の説明会とのことで集合したが、何故かレイジージャックを取り付けただけで終わる。
レージージャックの説明書(下の写真)は、かなり簡単でスタックパックについては書かれてないので、結構、試行錯誤で苦労して一応取り付け完了する。
あとは、セイリングした時にレージージャックの長さを調整し、できれば長さを調整するシートをアッパースプレッダー辺りからデッキまで取り廻しできればベスト。
帰りにポルト・サントで遅めの昼食にパスタを原さん調理でご馳走になる。ペペロンチーノが特に美味しかった。
次からMPRO上でも調理してくれることだろう。
僕と永井は車なのでノンアルコールビールでがまん。
豊田さんと原さんは隣で、スパークリングワインを美味しそうに・・

<9月20日>
境ガ浜マリーナとベラビスタ境ガ浜写真篇
クルージングの後で他の人が撮った写真を眺めていると、「あ〜、こんなとこもあったんだ」と楽しめる。
人によって目に映るもの、気持ちに響いたものが違うもんだ、とも思う。
このHPは、今や僕たちの海で遊んできた相当な量の絵日記になっている。だからなるべくたくさんの写真も掲載している。
マリーナの後ろの丘に立つホテル「ベラビスタ境ガ浜」の露天風呂からの眺めは、夕日の見える最高の立地にある。
ホテルの庭で、風呂上りにマリーナに停泊するヨットや島々を眺めながら飲んだ生ビールが旨かったんだな〜これが。
朝、ヨットのデッキで、ヘミングウエイの「海流の中の島々」を読みながら飲むコーヒーも美味しかったけど、
この物語の中で、ハドソンはもっぱら”フローズンダイキリ”を飲みまくっていた。ラム酒とライムジュースは、エムプロジェクトにも必要だね。
9/19・20境ガ浜クルーズ

<9月19日〜20日敬老の日>
福山市の境ガ浜マリーナまでクルージング。
19日の朝10時に松山を出航、大島、伯方島間の宮ノ窪瀬戸(みやのくぼ)を抜け、境ヶ浜マリーナまでの約45マイルを6時間で到着。宮ノ窪瀬戸までずっと逆潮なので、ヨットは機走で10ノット以上のスピード表示だが、GPSの対地速度は、8.5ノット位。
何度通ってもこの瀬戸は綺麗だ。瀬戸の中ほどにある赤灯台と、潮流で波立つ深い青色の海そして周りの山並みの緑のコントラストがとてもいい。
13名のゲストは例によって出航早々宴会なので、僕たちはバウで、昔のレースの話や告白話(まず女性がらみ)などで大笑いしながら盛り上がる。
上島(弓削島)の東側あたりから一応ヨットらしくセイリングなどして、午後4時にマリーナに入港。
マリーナの後ろの丘に立つホテル「ベラビスタ境ガ浜」に皆様チェックイン。
ついでに僕たちもホテルの風呂に入浴。露天風呂から夕日が島に沈む景色が巨大な額縁の中に入って見えるよう工夫されており面白い。
8月はじめ西宮からの回航では、ヨット泊で蚊に悩まされ大変だったので蚊取り線香など用意してたが、今回、蚊はおらず楽だった。
朝は、マリーナの喫茶でコーヒー。1杯400円だったが何故か紙コップで色気ない。いいロケーションだのに勿体ないね。
翌朝10時にマリーナを出航し、途中”絶景の孤島にある奇跡のビィラ 風の音”(このビィラのホームページにそう書いてある)に立ち寄る。
専用ポンツーンがあって54フィートのMPROも停泊できる。このサイズの艇は、なかなか泊地がないので重宝な場所だ。
昼食かせめて冷たい生ビールでもと思ったが、3日前までの予約がないと食事はダメでした。ビールの提供サービスもなしで、1泊6、7万円のビラの外観のみ見学しこの島(豊島)を退却。
しかたなく、船内ギャレーで20人前のパスタを茹で上げ、ミートスパゲッティ、タラコスパゲッティ、タラバガニスパゲッティなど調理する。
普通、小型のヨットでクルージングに出かけるのは、日常とは違う不自由な生活を楽しむためでもあるが、この船は例外。何でも揃っている。
エアコン2基、ジュネレーター、冷蔵庫、冷凍庫、電子レンジ、ガスオーブン、温水シャワー3基、電動ウインチ、オーディオ、清水1000リットルタンクなどなどだが、ほとんどの部分で電気に頼っているわけで、海の上でいい状態を維持して行くのは電気・機械の専門知識も必要だしかなり大変かも。

復路も宮ノ窪瀬戸と通過してから、向かい風にセイルを上げる。
いい風でダイナミックに波を切りヒールしながら8ノットオーバーでセイリング、松山へ向かう。皆様、船かお酒に酔って(たぶんお酒)コクピットでコックリ、コックリしているので、終始緊張してみている。このスピードで落水すると相当置いていかれるだろう。
午後6時前にマリーナに帰港。風が強いのでメインセイルをブームの上にたたむのにカンちゃんと2人で格闘。暴れるリーフロープが顔を打つ。何とかセイルタイでブームに縛り付ける。レイジージャックは何時になることやら。いたる所にあるハッチの点検をし、陸電を繋ぎ(ワインセラーがあるのです)、もやいなどを確認し本日閉店。


<9月5日 日曜日>
テストセイリングも済み、毎週末、毎週末クルージング三昧。瀬戸内海はクルージングには本当に恵まれた場所だと思う。
瀬戸内海は、「様々に魅力的なかたちをした島嶼がちりばめられている。まるで天の上の方にいる誰かが筆をふるって、景気よく滴をばらまいたように。」(「」内は村上春樹のスッコトランド紀行より。作家の文章は違いますね。まあ、当然ですけど))
特に週末しか休めない普通の人たち?でも気軽にピクニックのようにセイリングにでかけられる。
デイクルーズでも雰囲気のある島々にいくらでも行ける。外国のクルージングスポットにあこがれパソコン見るのもいいけど、取れる休日の範囲で身近に楽しめるのは恵まれている。
ただ、松山のマリーナ施設は、全く不十分だ。ごみ持ち帰り問題も発生するし・・。
台風の時、54FTの大型艇が避難できる安全な港はあるのかとか問題もあるし



8/22 9/5
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