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アレルギー性鼻炎について



 アレルギー性鼻炎の主症状は、くしゃみ、鼻みず、鼻づまりで、場合によりこれに目が痒い、咽がイガイガする、熱っぽい、体がだるい等の症状が加わります。これらの症状は風邪の時とほとんど同じですが、病気の原因は全く違います。風邪はビールス感染なのに対し、アレルギー性鼻炎は名前の通りアレルギーが原因です。アレルギー性鼻炎の治療をするためにはどうしてもアレルギーという病気の考え方を理解して頂く必要があります。
 アレルギーを簡単に言えば「かぶれる」「あたる」です。ウルシにかぶれる、サバにあたる、というのは昔から有名です。ウルシやサバには全ての人が「かぶれ」たり、「あったたり」するわけではありません。そこで、かぶれる人は「かぶれる体質」をもっているといいます。ウルシやサバはアレルギーでない人には害のないものです。アレルギーという病気の特徴は普通では害のないはずのものが、アレルギーの人にとってはやっかいな病気の原因になるということです。かぶれ、あたりの原因になる物質を坑原と呼び、かぶれる体質の人が体の中に持っている特殊なタンパク質を坑体と呼びます。


             アレルギー性鼻炎の坑原

     1)吸入坑原ー空気中に飛んでいる物質(家塵や花粉)
     2)食物坑原ー食べ物(卵や牛乳) 


 吸入坑原の場合は花粉などが鼻の中で溶けて「かぶれる」のですし、食べ物の場合は、例えば卵などに「あたって」鼻の中が腫れてくるのです。

アレルギー性鼻炎の場合は吸入坑原の方が圧倒的に多いのです。



 アレルギー性鼻炎の治療
            1)坑原を避ける
            2)鼻の中をきれいにする
            3)薬を使う   a)飲み薬
                       b)噴霧薬
                       c)注射
            4)減感作療法
            5)手術療法