To Index
スギ花粉症について

写真をクリック
2001年2月に地方新聞に投稿した記事です。
関連してローカルテレビに出演しました。



 スギ花粉アレルギーの本格シーズンが始まりました。毎年2月終わりにスギ花粉の最初の大群が襲ってきます。そして3月の中旬まで3〜4日おきに繰り返しやってきます。この時期に無防備でいると、それはそれはヒドイ症状が出てきます。
 スギ花粉は2月の中旬から飛び始めますが軽いアレルギーのひとは気づきません。花粉が飛んだら直ちに症状が出るとは限らないのです。実は今の時期に最初の花粉大群をかぶっても症状の出ない人も少なくないのです。症状がないと分からないので、つい花粉をたくさん吸い込んでしまいます。そうして油断していると次の大群がやってきたときに、ものすごく強い症状が出るのです。垂れ流しの鼻水、真っ赤な眼、腫れ上がった顔、震える体など、アレルギー爆発状態です。イライラして「やつあたり」したくなります。さあ、今が絶対に大切です。とにかく今から3月下旬までは花粉を避けるように細心で最大の注意しましょう。外出時のマスクや防御メガネ、衣服の花粉落とし、うがいや手洗いが絶対に大切です。
 スギ花粉症ではない、というみなさまにもご注意を申し上げます。スギ花粉症予備軍というひとたちがおられることが分かっています。スギ花粉症の患者さんは、生まれた時から症状が出ているのではないのです。花粉症になりやすい要素をもった人が、数年に渡ってたくさんの花粉に触れることにより、徐々にアレルギー抗体を体内にたまってきて、あるとき突然に発症するのです。ですから、現在は花粉症でないひとも、2月末から3月始めの大量飛散の時期だけは多くの花粉を吸い込まないように気をつけて下さい。将来の発症を予防することにつながります。花粉症予備軍かどうかは、抗体検査である程度は予測がつきます(絶対的な予想ではありません)。とにかく、いま、みんながスギ花粉に関心を持つことが大切です。
 どんなに注意しても、日常生活上の予防には限界があります。アレルギーの薬を正しく早い時期から使いましょう。薬を使わずに我慢したり様子を見ているうちに、体内にはアレルギー物質がたまってアレルギー爆発瀬戸際状態になります。また、組織が侵されてしまうと、壊された部分の修復は薬では行なえません。自然の回復を待たざるを得なくなります。アレルギーを少しでも手前でおさめること、それが花粉症の予防であり薬の使い方の基本です。その点では、本当は2月の初め頃から医療機関での指導を受けたほうがよかったのですが、でもまだ間に合います。症状が出るのを待たないで下さい。アレルギーの薬を、いま、正しく使いましょう。スギ花粉症の本格シーズンが始まりました。