2009年の保険点数です。2010年の改定で一部変更になりましたが、おおよそは同じです。

当院の副鼻腔炎や外耳炎の診察の流れ    ”おおよそ”の会計を載せています。

診察のサンプル
副鼻腔炎(蓄膿症)の巻
外耳炎の巻
アレルギー性鼻炎の巻

あくまで参考の1例としてご覧下さい。


副鼻腔炎(蓄膿症)の巻

初診
症状 1週間前に風邪をひき、熱や咽頭痛は治ったのだが、3日前から黄色い鼻汁が出てきて、今朝は左の目の下が痛いです。
診察 問診(症状や経過についてお話)→視診(鼻や咽を見ます)→内視鏡ファイバー検査(3ミリ直径の細いファイバースコープを鼻に入れて観察します)→ここまでの診察の説明→レントゲン検査→総合的な診断と治療の説明→診察終了(投薬と会計)
会計
☆初診料  2700円(保険原価)
☆内視鏡ファイバー検査  6200円(保険原価)
☆レントゲン検査  2320円(保険原価)
☆投薬(例:メイアクトとムコダイン 7日分)  1260円(保険原価)
☆そのほかの諸雑費   640円(保険原価)
窓口総支払額 3割負担のひとは約4000円(保険原価13120円×3割)
1割負担(70歳以上)のひとは約1300円
そのほかに追加されることがある検査や治療 細菌検査
聴力検査(耳閉感などの耳の症状があった場合)
アレルギー抗体検査(アレルギー性鼻炎が強い場合)


2回目の受診(初診の1週間後)
症状 顔の痛みと黄色い鼻汁はなくなりました。が、まだ鼻の奥にズルズルした汁が流れます。
診察および検査 問診(症状や経過についてお話)→視診(鼻や咽を見ます)→治療経過と今後の治療の説明→診察終了(投薬と会計)
会計
☆再診料   710円
☆投薬(例:メイアクトとムコダイン 7日分)  1260円
☆そのほかの諸雑費   520円
窓口総支払額 3割負担のひとは約1000円(3000円×3割)。
1割負担(70歳以上)のひとは約300円


3回目の受診(前回再診の1週間後)
症状 ほぼ症状は消失しました
診察および検査 問診(症状や経過についてお話)→視診(鼻や咽を見ます)→レントゲン検査→治療経過の説明→診察終了(受付で投薬と会計)
会計
☆再診料   710円
☆レントゲン検査  2320円
☆そのほかの諸雑費   510円
窓口総支払額 3割負担のひとは約1100円(3550円×3割)。
1割負担(70歳以上)のひとは約350円


副鼻腔炎で追加されることの多い検査や治療
☆細菌検査  4200円×3割=窓口支払額 +約1300円   1割=420円
☆アレルギー抗体血液検査(5種類)  7000円×3割=窓口支払額 +約2100円   1割=700円




外耳炎の巻

初診
症状 1ヶ月前から右耳が痒くて湿っぽくなったり乾いたりを繰り返していたが、3日前より右耳がズキンズキンと痛くなった。聴こえは普通だが、少し耳が塞がったような感じがする。
診察および検査 問診(症状や経過についてお話)→視診(耳や鼻を見ます)→診断の説明→耳の治療(耳浴や顕微鏡下での処置)→診察終了(投薬と会計)
会計
☆初診料  2700円
☆処置料   450円
☆投薬(例:メイアクト 5日分)  1260円
☆そのほかの諸雑費   130円
窓口総支払額 3割負担のひとは約1300円(4540円×3割)。
1割負担(70歳以上)のひとは約500円


2回目以降の受診(2〜3日間隔)
症状 耳の痛さは軽くなりましたがまだ残ります。膿が出ます。
診察および検査 問診(症状や経過についてお話)→視診(耳を見ます)→耳を洗浄します→顕微鏡で処置をします→治療経過を説明します→診察終了(受付で投薬と会計)
会計
☆再診料   710円
☆処置料   450円
☆そのほかの諸雑費   なし
窓口総支払額 3割負担のひとは約400円(1250円×3割)。
1割負担(70歳以上)のひとは約100円


外耳炎で追加されることの多い検査や治療
☆聴力検査  4000円×3割=窓口支払額 +約1200円   1割=400円
☆細菌検査  4200円×3割=窓口支払額 +約1300円   1割=420円



アレルギー性鼻炎の巻

初診
症状 数年前から5月の連休の頃に鼻がおかしかったり、目が痒かったりしていた。一昨日から鼻水とくしゃみが激しく、目が痒くて咽まで痛い。
診察および検査 問診(症状や経過についてお話)→視診(鼻や咽を見ます)→診断の説明→鼻のレントゲン写真→レントゲンの説明と治療薬の説明→診察終了→アレルギー抗体血液検査の採決→診療終了(受付で投薬と会計)
会計
☆初診料  2700円
☆投薬(例:タリオン30日分と点鼻薬2本と点眼薬2本)  7690円
☆アレルギー抗体血液検査(5種類)採決料含む  7000円
☆そのほかの諸雑費   510円
窓口総支払額 3割負担のひとは約5500円(17900円×3割)。
1割負担(70歳以上)のひとは約1800円

2回目以降の受診
症状 くしゃみや鼻水はまあまあ軽快したが、まだ日により激しい症状が出る。
診察および検査 問診(症状や薬の効果についてお話)→視診(鼻や咽を見ます)→アレルギー抗体検査の結果の説明と総合診断→診察終了(受付で投薬と会計)
会計
☆再診料   710円
☆投薬(例:タリオン30日分と点鼻薬2本と点眼薬2本)  7690円
☆そのほかの諸雑費   130円
窓口総支払額 3割負担のひとは約2500円(8530円×3割)。
1割負担(70歳以上)のひとは約900円

アレルギー性鼻炎で追加されることの多い検査
☆レントゲン写真(鼻・副鼻腔)  2320円×3割=窓口支払額 +約700円   1割=230円