更新日誌('07年1〜3月)
   <3月28日 水曜日>
 
本棚を整理していたら92年に購入した第3代シンシアのJ29が島マリンヨットハーバーに到着した時の写真が出てきた。
 トラックの上で船体が美しく輝いている。メンバーも若さで輝いているぞ。
 今回、購入したレストア中のJ29とは、随分違うなあ・・・と嘆息。
  でも、今回はレストアを思う存分やれる楽しみがあるか。
 
 <3月25日 日曜日>
 
M-project<黒岩>別荘お花見JazzLive
 Sax:清水末寿
 Bass:中野 力
 Drums:小山彰太
 

ビデオクリップ

ビデオクリップ

 <3月10日 土曜日>
 
J29レストア記M
 バルクヘッドの立ち上がり部分をFRPで両側から積層し補強するために既存FRPの塗装された表面ををサンディングする。
塗装面が残り、新しい樹脂が既存のFRPにしっかり接着しないと強度がでないので、サンディングも念入りにやる。
 樹脂の粉塵が船内にこもりどこもかしこも真っ白になってゆく。肺の中もガラス粉末で真っ白。
 写真も空中の埃で白くぼやけているほど。
 作業後の粉末の埃清掃が大変。


 <3月4日 日曜日>
 
J29レストア記L
 引き続きバルクヘッドの切断
 バルクヘッドの合板は、かなりいい材料を使用しているようで、硬くて締まっていてスパッと水平に切るのが難しい。
 また、切断部に新しい板をエポキシで接着する時にしっかり密着するように斜めに角度を付けて、切断しているのでよけい切りにくい。
 電動ジグソーと鋸、サンダーなどでなんとか腐食部の切断完了したが、切断面は波打っているようだ。。
 

 読書日記の「私の夫はマサイ戦士」
を読み終わった後、ネット書店AMAZONの古本市で売ったあと、購入者から便りをもらった。
「渡部 さま
 本を受け取りました。ケニアに5年間滞在しており、懐かしく読みました。
 著者とは同一の時期もありましたが、知りませんでした。
 文中に出てくる皆さんはよく存じておりました。
 ケニアの一面を再認識しました。」

 今日、マリーナであるレース艇のオーナーから、レストアして乗っていたMG(当時世界で2000台程度しか生産されなかった珍しいクラシックカー)が、イギリス人に買われ、イギリスに輸送されたと聞いた。

 松山にいても世界が狭くなったと言うか、身近になったようでグローバル化を肌で感じた1日でした。

 <2月12日 月曜日>
 J29レストア記K
 バルクヘッドの修理に取り掛かる。といっても取りあえず腐食したバルクヘドの24mm厚の板(チークの合板)を切り取って見る
 船底の近くは、乾燥してもう手で触るだけでボロボロの粉状態。ジグソーで腐食の無さそうな所まで切断してみる。
 船底から20cmの高さで水平にカット。
 船体からバルクヘッドへの立ち上がりのFRPをサンダーでカッティングした時の埃がもうもうとすごい。環境保全が仕事の永井君が気を利かせて買って来たマスク無しでは、作業できなかった。
 思ったより上部までは腐食してないので、一安心。さて、これからどう繋いでゆくか。
 


 <1月27日 土曜日>
 J29レストア記J
 
今日は、最後のスタボー側の船底塗料剥離作業。
 リムーバーもちょうど無くなる。写真でもよく判るけど船底に黄色く残っているのがパテの跡。
 水を使う作業は結構冷たい。夕方、小雨が降りだしたので早々に本日の作業終了。
 


 <1月20日 土曜日>
 J29レストア記I 
 
そういえば、今日はセンター試験の日かなどと永井と雑談しつつ日がな一日お気楽に船底塗料の剥離作業に終始。
 この作業思いのほか時間がかかる。
 作業は、着実に進んでいるのだが、欲も出て少しでも綺麗にしようとこだわって来る。
 今日は、耐水ペーパーやサンディングマシンで磨く。
 無心にペーパーで磨き続け、白いハルが現れてくるのは楽しい。
 仕事と違って成果が目に見え達成感みたいなのがあっていい。
 原さんが来て、船底の研磨が仕上がったら、FRPとゲルコートの保護のためにハルに一番密着性の良い2液性エポキシプライマーの「インタープロテクト」を塗装するのを薦められる。FRPの癌であるオズモシスの防止にも非常に効果 があるようだ。
 このj29で2.5L缶が何缶いるのかな?
 
 「中国塗料のSeaJet」のサイトに船底塗料とハルの前面塗り替えの実例が紹介されており、参考になった。
 早く乗りたいし、色々とレストアに凝りたいし。
 

 <1月13日 土曜日>
 
 J29レストア記H
  先週に引き続き永井と船底塗料の剥離作業
 リムーバーで、先週遣り残した青い船底塗料を剥いでゆく。白いゲルコートの船底がだいぶ現れてくる。
 喫水線あたりの塗料は、乾燥しているためか、なかなか剥離しにくい。今日も2度3度とリムーバーを塗り、少しずつ剥ぎ取ってゆく。
 ゲルコートの真っ白い船底が現れ往年の輝きを取り戻す予定だったが、いたるところにパテをあてており、そのパテが黄色く現れる。
 キールを、かなりシェイプしてパテで成形していたが、ハルにもパテ成形が多い。。
 J29の喫水線にあるグレーのゲルコートのラインの上にもパテを当てている。
  パテも全部剥いで白いゲルコートの船底を見せたいが、ゲルコートを傷つけそうで難しい。
 

 <1月8日 月曜日>
  J29レストア記G
 
船底塗料の剥離作業を開始する。
 マストのサンディングは終了し塗塗装準備は完了しているが、冬場からっと晴れた日がないので春先の好天で、太陽の照りつける日が来るまで延期。
 J29は海上係留だったので、船底塗料が塗ってある。今後は、アンカレッジマリーナで陸置保管となるため船底塗料は不要なので剥がしてゆく。
・J29のハルの素材は、バルサ材をFRPでサンドイッチノように挟んだ構造材だ。ローテク素材だが軽量で比較的安価。
 他には、バルサ材の代わりにウレタンフォームを注入したサンドイッチ構造やFRP単板構造がある。
・左が、J29のバルササンドイッチ構造の船体素材。
 以前のJ29で、コクピットにハッチ(窓)を取り付けたとき切り取ったもの。
・右がフォーム材を注入した船体素材。
 
まず、FRP用専用リムーバを塗り、少し時間を置いてからカッターの刃を取り付けたスクレーパーで溶け出した塗料を丁寧に少しずつ剥がしてゆく。気をつけないと鋭利なカッターの刃がゲルコートを傷つけるのだ。塗料は一挙に剥げないので、2度、3度とリムーバーを塗り、少しずつ塗料を剥がし、塗り、剥がしと繰り返す。
 FRP表面のゲルコートが見えてきたら耐水ペーパーを掛け、表面を綺麗に仕上げてゆく。
 今日は、寒風の中、僕と永井、羽藤、大田の4人のメンバーが集まり、作業がはかどる。8割がた剥離作業が完了。
 あとは、次回塗料の残った箇所にもう一回、リムーバーを掛け仕上げに耐水ペーパーで磨いて完了か。
 


 <1月 2日 火曜日>
 年末にアメリカ西海岸で、軽飛行機の練習機が下水用の池に墜落し、日本人の教官と生徒2名が死亡する事故があった。
 シアトルの領事館に勤務している高校時代の同級生は、日本人事故者の遺族へのバックアップなども仕事だが、その仕事の様子がアメリカのネット記事で紹介されていた。
赤いジャンバー姿でみごとに薄くなっているのにビックリ!異国で別に苦労はしてないはずだが。
 
 
彼にメールするとこの正月の間も遺族の顔が思い出されて、憂鬱だったのを映画を見て気分転換したそうだ。
 その彼が最近シアトルで見たオススメ映画をいまだに今治弁のメールのまま紹介。

 ”秀人へ
  あけましておめでとう。

 今度の飛行機事故は、地元のマスコミも日本のも結構盛り上がったんで、しんどかった。

年末年始休みに入っても2〜3日は、被害者の家族の顔がちらちら思い出されて、休んだ気にならんかった。
ほんでも、今日で4日目ともなると、だいぶん落ち着いてきた。

映画を見にいったんが良かったような気がする。最近はDVDで映画を見る事が多かったんじゃが、
ここ数カ月結構映画を見に行った。

その映画の事を書いてみよわい。

今日見た映画は"Children of Men"という2027 年頃のイギリスの話。
ちょっと暗いけど、サイエンスフィクションじゃけん、試してみたらええ。

クリスマスの日に見たんは、Rockyの6作目。ばかばかしいかと思うたが、意外に面白かったぞ。
馬鹿にしたらいかん。だまされた思うて見てみいや。

その前に見にいったんは、"The Departed" 。昔、「タクシードライバー」という映画を作った監督の最新作。
結構面白かった。多分日本名も「デパーティッド」やと思う。
亡くなった人という意味。ボストンのギャングと警察の話。
秀人が好きそうな映画やと思う。

その前に見たんは、イギリスの"The Queen"という映画。
ダイアナ妃が死んだときのイギリス王室の話。
ロックグループの話じゃない。これも面白い。

ほしたら、元気で2007年をお互い、働き過ぎに気をつけて、ほどよく頑張ろう!”

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