Amatua おじさん Jazz Pianist
Smiley Tama'
ジャズ・ピアノ日記

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森松観月祭の相談でキツイ口調で自説を論じたことを思い出して、暗い気分だ。職域友人のSに相談して「地元での音楽活動には細心の注意を払って当然」との励ましと助言を受けて、心が定まった。プロ・アマ問題では私は妥協しない。Kに自分の考えを伝えて、私の意見を代弁しつつ解決を図るように依頼した。「おいでや!JAZZ実行委員会」の開催についてメイルを送り、作業を開始した。11日のおじばん選曲のメイル相談をかけた。
味酒祭りにMDQが出演する。運動場の特設の太鼓台に乗って演奏する。その設置やリハに興味を持って3時に出かけた。既に太鼓台にドラムがセット済み。狭い舞台に順番良く設置が進んでいる。昨年の経験とプロの業だ。セットが終わったのが4時。機材をセットするだけで1時間30分が必要だ。それからサウンドチェック。ドラムが弱い。野外ではマイクを入れないとドラムが一番弱い楽器と知る。ほかはスピーカーの音量を上げればすむが、ドラムは生音だ。分かってはいるがPAを用意する環境ではなかったとのこと。今後の参考にしたい。4時30分退出。明日モンクのバーベキューパーティーに参加することにした。ホジュンを読んで3時就寝。本夜節酒。1時間11日の繰り返し練習。
10時起床。2時間ピアノ練習。3時出発、4時野外センターに着。ここでグレッチの15周年記念合宿を開催する予定になっており、その下見を兼ねている。緑の木々に囲まれた素晴らしい環境だ。心地よい。だが交通が極端に不便だ。これでは当日帰宅の人達の足の相談が大変だ。かちまちJCの人達は仲間意識・団結の高揚感が薄い。ジャズ人独特の醒めた個人主義の人柄が多い。人集めの苦労に思いを馳せて少々気が重くなる。秋の森の中での歓談は素敵だと思うのだが、なんせ交通費の出費は絶対に避ける人達が多い。月5万の交通費を使う自分も特殊だろうが・・・。バーベキューパーティー時間は6時から9時までとやや長い印象だった。疲れて途中でシャワーを浴びたら爽快感が戻った。10時から1時間即席セッションが始まった。初心者や若い人達がMDQの前で緊張しながら発表している。MDQが伴奏を付ける。よい雰囲気だ。キーボードを持参しなかったのを後悔する。11時に退出。ホジュンを読み継いで3時就寝。
睡眠不足感・疲労感が残る。松山祭りの選曲終了。 1)リカルドボッサ(6分)180ボッサ(曲調 動)2)アントニオの歌(4分)120ボッサ(曲調 静)3)TicoTico1分 4)ドラム&コンガ1分 5)トリステーザ(3分30秒)120サンバ(曲調 激)計15分30秒。エリアさんからおじばんTシャツが完成したとメイルが入る。
森松の下相談が終わったらしく、今晩に招集がかかる。おじばん練習で参会できないので、自説の要旨をメイルで送った。プロの仕事として受ける方針と推察する。それがよい選択だろう。一件落着だが、この際にプロアマ問題を語り合って今後のジャズパラ活動方針を確認して欲しいと思う。9時からオジバン練習。いきなりドラムに刻みを禁じてバースやドラムソロと、ピアノ&ベースのデュオとの掛け合い(インタープレ)を要求する。当初「意図を理解して貰えなかったし、「ピアノが弾き始めると直ぐに刻みに戻るという習性」はなかなか納めにくい感じだったが、ともかく強行した。ドラムは素直に意図に従ってくれて有り難かった。結果テンポが揺れる悩みはあるが、私が想うインタープレイ感のあるサウンドに一歩近づいたと感じた。とにかくドラムもベースも、「うつむいて、ひたすらテンポを確認するような音楽姿勢はジャズに向かう姿勢とは思えない」ので、、定型パターンでリズムを刻み続ける習性を納めて、”インタープレイの瞬間を虎視眈々と狙う心意気”を育てて欲しいと想う。その為の練習方法としては、まずますの成功かと一人ごちた。エリアさんが急の仕事で残業にて来場できず。11日の練習は適当で諦めて、アキコさんのアドリブ練習を中心にする。音の選択でスケールを指定したら直ちに吹けるのが分かった。まずは知識の不足だ。8分音譜の息づかいが聞こえないと助言したら、ヘロヘロ音と悲鳴音に変わった。8分音譜の意識がないことが分かる。11日が終わったら、女性陣はジャズを憶える練習に入りたい。おじばんはインタープレイ心を磨く練習を繰り返したい。1時まで飲んだ。3時就寝。
松山祭りの実行委員長から「聴衆集め」の要請が来た。うっかりしていた。当然の所作だ。自分が実行委員長を務めていたら一番に気になるところだ。人に頼ると無責任になるものだ。反省。急ぎ3カ所に伝達。5人が良い返事をくれた。嬉しい。感謝。
森松の相談の結論がメイルで送られてきた。プロの仕事として引き受けるとの結論だ。良いと思う。プロアマ問題や今後のジャズパラ活動方針も話し合われたらしい。
今回の持論
1)「森松は地元」なので特に注意を払った・・同業の友人にも「注意深い行動を選択するよう」に助言された。
2)「プロ・アマチュアが混合のバンドの活動」の定義や規範を、これを機にみんなもプロ・アマチュアの双方からよく考えて欲しい。9年前、現メンバーで再発足の時には相談したが、時間がたてば再考察と意識の再確認が必要だ。プロにもそれぞれの考えや立場があるように、アマチュアにも「守りたい規範・信条」があり、それは各人それぞれに違う。自分の場合は「音楽で利潤を受けない・ギャラを受け取らない」という信条を頑なに守りたい。名目は「謝礼」と付いていても、「客観的にギャラ」とみなされそうな危惧があれば、注意深く避けていきたい。
3)今回は「地元であり」、かつ「額が10万円”「ギャラに相応する額”」になので、私は「参加しない」のが間違いのない選択だ。本件はプロの仕事として(ジャズパラダイスの名称ではなく)対応することになった。
参考)ちなみに文化貢献・地域振興作業として本件を位置付ける場合は1)アマチュアの代表として私を折衝責任者にしてほしい(最終責任はリーダー) 2)その場合は、ジャズパラが受け取る額は3万円程度に縮小する。余った予算は「祭りを良くするための費用=音響設備の整備など」に費やすよう助言する 3)この設定になると、プロの方々は文化貢献度・ジャズパラ内での音楽的意義度を各自判断されて、参加の可否を決めることになる。
しかし本音は上記の(参考)の作業をするのは、自分としても過負担だし自分自身にも負担に対する有意義性を確信できないので、本件はプロの仕事として対応して欲しいと思った。
プロ・アマ問題、ジャズパラの運営は考えていつも頭が痛いが、信念を曲げずに、しかし現実に柔軟に対応することが、自身の鍛錬になると銘じたい。
松山祭りのサンバに関して、新婚のK君から「 今年から一辺倒な「松山祭り野球サンバのテーマ曲」ではなく、よさこいの様な生バンドありで自由アレンジの曲で踊れるようになりました。可能性が広がりましたあ〜」とのメイルを受けた。来年度あたりジャズ仲間に要請があるかもしれない。
感想を要請されて・・・ 「初心者の段階」から「中級者への入口」に差し掛かっていると拝察します。音楽経験を書くとき、「中級者の段階を書くのが一番に難しい」と憶えています。時期が長いこと、ステップアップがだらだらとして変化に乏しいこと、本人に慣れが出来て一回一回のイベントに鮮明な記憶・印象が残らないこと、などが理由と自己分析しています。・・・と書き送ったら、「 まだまだ初心者のステップをうろうろしている」とレスがあったので、思わず再返事を出してしまった。・・・・「私は自身を中級者と分類している(上級の入口を眺望している永遠の中級者)。初心者と中級者の定義を語っては長い論になる。だが、未経験者と経験者は語れる。「初舞台・2回目・10回目ステージ・もう回数など意識しない段階」「小ライブ・大コンサート・家族パティー・見知らぬ聴衆でのライブ」など種々の演奏体験は、経験・未経験で分類できる。アマチュア・ミュージシャンの初級・中級の段階分けには「”演奏した場の状況”とその経験回数が大きな指標になる」と思う。自分のHPを「経験回数ではなく、技量や精神水準を中心においている」と気付いた。素人ミュジシャンにはむつかしい方向だ。実は上記のことは、連載を読んでいて気付いた。”初心者の読み手は「素人が書いたアテにならない技量水準の推考」などではなく、「先達の経験と経験の蓄積の過程を知りたいのだ」”とも気付いた。・・・・以上のこと(経験を基準にした思考)は、もう一度考え直してみたいと思う。
昼間はRC。前回の卓話、今回の「会員増強」方針は、なかなか面白かった。質疑応答の時間が「全くない」のが残念だが、RCの方針だろうか?。夜は定例グレッチ練習。2ビートの練習。Moon And Sandは今まではファスト・ボッサを指定していたが、今晩はスローサンバを指定した。少しテンポが速過ぎたようだ。失敗か?。ドラムが重く、リズムがうっとうしい。「2ビートだがサンバのアクセントは不要」という設定はあるだろうか?。Soonを心地よく跳ねる曲想で要請した。割と気持ちよくできた。私は明るい曲調が好きだ。松山のジャズメンがバカにするこの曲調を自分の持ち味にしようと思う。か〜るいジャズを深めてみたい。
新しく買ったMDは録音が”とびとび”になる。ソニーの掲示板で尋ねたが「そんなことはない」とのつれなに返事。「これは不良品だ」と仲間が言うので信じる。近々店に持っていく。もうソニーは買わない。11日のリハスケジュールの通知がないとのこと。実行委員長にメイルをする。「月曜日だからリハは出来ない」という一部のアマチュアの声に惑わされてはいけない。スケジュールは早いうちに提案して、参加の意向を各バンドに問い合わせて、再度確定のスケジュール表を確定する作業行程が必要だ。リハを大切にするバンドがある(大切にするほうが普通なのだ)ことを忘れてはならないと心に置く。松山総合文化祭への出演バンドを募集するも応募なく、おじばんに問い合わせる。こちらも、1週前のリハのためにわざわざドラムセットを準備する手間が敬遠されている。次々と作業が自分にかかってきて少々煩わしい。夜1時間リカルドとアントニオの練習。大型台風が近づいている。今回は来るかも知れない。
昼間1時間16分音譜の練習。誕生祝いで夕方焼き肉。そのまま一日が終わる。台風はぜんぜん大したことはない。普通の雨の日だった。
10 だらだらと一日が終わる。ピアノは明日の練習を通しで3回、2時間する。8時に母を見舞いに行って食事をして帰る。台風一過の快晴ではなく、明日は雨の天気予報だ。
11 松山ジャズフェスティバル。朝は晴れ、盆前にて忙しい。昼からどんどん雲が厚くなる。ヒマになって1時間確認の練習。応援依頼や場所確認の返事などでメイルを書きまくる。6時50分演奏スタートなのに、家を出発は6時10分、サンバ祭りでの混雑・停滞があると危ない。徐々に心配が募る。6時5分タクシーに乗る。案外空いていて30分に着。立派なステージだ。音響セットもにぎにぎしい。このイベントをジャズにひっぱてきた実行委員長Kさんに感謝する。3〜5年来の努力の結果だ。野球拳のためのステージと音響だ。予算は3〜400万か?。阿波踊りは別格としても、「よさこい」等に比しても、民間・行政共に熱意がなにも感じられない。祭りの寂しい町だ。演奏開始と同時に雨が落ちてきた。1時間前に用意していたテントをハズしたのだそうだ。賭けに負けた。ピアノが雨に濡れている。後で考えたのだが、雨が落ちてくれば演奏途中でもカバーを掛けるなど防御の作業は開始すべきだ。それを指示する責任体制の準備が必要だ。要するに舞台監督を決めていなかったことが、今回の当日指揮体制の欠落だった。おじばんの演奏開始と同時に雨が上がった。一曲目はリカルドボッサ。リハをしていないので全く様子は分からないままの第1音だ。野外専用は慣れたボストンだと思い込んで弾き始めたら、アルペジオでタッチが違うと気付いた。ヤマハだった。音響は良い。満足。 コンガが心地よくラテンのリズムを支える。コンガをSさんに頼んで良かった。テンポ・キープから解放されたドラムが(先日からの私の「刻まない」との要望に応えて)自由に大きく音楽を飾る。力強く自在だ。初めて彼のこのようなドラミングを聴いた。欲を言えば、本番で急に変身しないで普段からやって欲しい。僕はびっくりして喜んで舞い上がってしまった。弾きすぎたかもしれない。フルートが良い。アドリブもいい。後で尋ねたら、「ドラムが自由な感じなので、アドリブもとりやすかった」と・・・。むっむ、生意気な・・・。そうなのですよね。リズムを刻み続けられるとアドリブが不自由だ。インタープレーはアドリブを易しくするための方策でもあるのだ。それをみんなが理解して練習をしたい。「アントニオの歌はカウントが速い」と感じた。前回が遅かったので注意をしたのだが、今回は速過ぎた。練習のときに確認してメモる必要を感じた。サックスも練習時よりはうんと力強くリズムのりも良い。譜読みはスラスラの人なので、楽譜が確定後に練習すれば、間違いないステージをこなせるひとなのだ。課題は即興のアドリブ。8月以降は即興演奏を徹底したい。お嬢さん達は本番になると、ぐ〜っと良くなるので驚く。ステージの度に上達している。「本番の方が”力強い”」というのは、将来のおっかさんの肝っ玉か?。Tico Ticoはサックスの最も得意とする楽譜吹きの分野だ。安定している。ドラムとコンガのソロは見込み通り素晴らしい。その間、ステージ上で私たちは”どうしていたらよいか”を考える必要がある。MCでドラムとコンガを紹介したが、タイミング・声色が最悪でかっこわるかった。全般的によいステージだったと思う。現在の実力では精一杯のエンターテインメントだ。客の反応はよい。松山一のビジュアル系ジャズバンドの目論見はとりあえず成功している。終わって雨足が激しくなった。テントをかぶせて完全防御に入る。実行委員長が「継続か中止か」を理事長と電話している。彼の心労を思いやって辛い。長は孤独だ。任を得たものだけが知る。K氏はこれからジャズ世界のリーダーに自身を育てるため、多くの知識の蓄積と意見を聞く耳とを鍛えて欲しい。
おじばんが終わって30分後にジャズパラダイス。歌番に1曲参加。しかもアドリブは16小節。それもなんとギターが間違って8小節に短縮されてしまった。盛り上がりなし。無理。いよいよ大雨になった。続行が決定された。客席のテントに移って演奏を聴く。楽しい。観客席を何度も振り返って応援に来てくれた人を探したが、見つからない。野外ステージはお客さんの中から友達を見つけるのが難しい。終了してから、彼らに声をかけられるたびに、感謝と同時にお礼の挨拶に回ることも出来ずに申し訳なかったと反省する。
打ち上げはグレッチで屋台食事持ち込みですることになっていたが、雨の疲れで中年以降の人は直に帰宅した模様。若い人達だけでわちゃわちゃしている。テナーサックスのK氏とスケールやコード進行について語り合う。ピアノの石氏とドラムの千氏とは以前から、この種の話題を話し合って有益を得てきたが、K氏も素晴らしい。フロントのひととコードについて話し合えることが確認できて嬉しかった。実は当たり前のことなのだがコード進行を勉強しないフロントやボーカルが多すぎる。僕はジャズをする方法について語り合うのが大好きだ。
オサプー氏に「アウトする」について尋ねたら、早速丁寧な返事を頂いた。有益だ。お盆に確かめていきたい。コルトレーン進行もこの際に確認しておきたい。
12 二日酔い。昨夜の録音のごく一部を送ってもらった。「良いとこ取り」なのだろうけど、い〜じゃん。午前・午後、お礼や報告のメイルで忙殺される。夜、Yさんのライブに行く。ピアノは”はねる”ことを頑固に拒否するひとと見た。Yさんのドラムはいつもより反応が良い。素敵だ。歌番になると元に刻みに戻った。本人は”それが正しい”と思っているようけど”僕は違う”と思う。バンドマンとミュージシャンの考え方の違いだろう。
酒好に昨夜の応援のお礼に行く。エリア絶賛だ。僕も同感。チョピンを押しのけて、隣席の伊予弁の研究をしているYOSHIMIさんと話す。3分間の伊予弁ストーリを完成させて、エンターテインメントにして、おじばんのMCにしようと持ちかけた。少し気乗りがあるかも。MDQ+の2セットに入る。えらくノリノリにやっている。全員が「整えるより熱くする」心持ちと拝察した。僕も大いに乗り騒いだ。きっと昨夜のフェスティバルで小さな悶着・心のコダワリがあったのだと勝手に推察する。大人だから口にしないで、みんなで発散する。打ち上げに乱入して、挑戦・刺激して聞き出す。スケジュール企画の段階での音信不通、リハの不備、舞台監督の不在による混乱などが意見された。有り難い。嫌なことを思い出させることになるけど、聞き出さないと分からない。悪いと思う。将来、よりよいイベントを運営することで許して貰いたいたいと思う。車のバッテリーが上がっていて小トラブル。2時帰宅。
13 ららら音楽祭への出演決定の報が入る。しばらくメイルの交換で大忙し。夜はおいでや!JAZZ実行委員会。趣旨説明と日程確認が主な作業だが、みんなが水を吸い込むように「ミュージシャンのためだけのイベント」と言う趣旨を理解してくれた印象で嬉しかった。I氏と3軒回る。ピアノに関して有意義な助言を得た。「Smiley Tamaさんのフレーズは、左手のコードの中にサウンドが埋没している(吸収されている)。コードとテンション・ノートとの危険な響きに注目すべきだ」。そうだ。正しい。私は「ナチュラル・テンション系でメロディーを弾くときは、コードもナチュラルテンション系」、「オルタードしたフレーズを弾くときは、必ず左手のバッキングもオルタード」している。響かない。コードに対して響くフレーズを創るべきだ。メロディーラインにコードをいつも合わせていてはいけない。3時帰宅。泥酔。
14 10時起床。二日酔い。アウトと昨夜の「コードとの響き」を試してみたが難しい。時間をかけて続けるべきだろう。ハノンも30分を含めて2時間。新しく買ったソニーのMDを修理に出した。夕方は家族盆集合。家族会らしい退屈な話題が続く。少し酔いすぎた。その足で長男と飲みに出た。酒好でモルトウィスキーを試させた。就職活動を通じて学んだことを息子が語った。たいぶん大人になったと安堵。グレッチに一緒に回ってジャムセッションに参加。酔いすぎて何をしているのか、よく分からなかった。息子がカウンターの人達と会話をしていた。社交性も少しずつ得ているようだ。11時に息子を帰して12時まで飲み帰宅。泥酔。
15 軽い二日酔い。9時起床。1時間練習後デジカメ写真処理ソフトを購入。半日試して午後10時頃コンピュータがバグ。再起動等を繰り返して動くようになったら、朝の5時だった。ひさしぶりに朝靄の中を歩いた。
16 11時起床。だるい。今年のお盆は浪費に終わりそうだ。アウトとリハモを試行錯誤してみる。3時間があっという間に過ぎた。4時から昼寝。深く眠って7時起床。息子達が集まってきてしばらく話す。コンピュータのエラー検索は10時間かかって終了。1時に就寝。長男が買って帰った梅酒が嬉しい。盆が終わった。
17 午前中忙しいが、午後はヒマ。掲示板で「リハモする場合、バンドにコード変更のスコアを渡すべきか」を尋ねたら、アレンジメントとインタープレイの概念の違いと教えられた。お盆はピアノ練習ははかどらなかったが、「アウトとリハモ」、「インタープレイのリハモとアレンジ」、「リハモはメロディーラインで表現するもの」など、音楽談義では有益だった。新しい練習のきっかけを掴んだ印象だ。嬉しくって、夜、早速サウンドの感覚を試す。あっと気付くことが多い。人の演奏を聴いて、羨ましく思っていた響きがいくつか見つかった。嬉しい。コード感やアドリブが自由になった気分だ。楽しい。1時間やっていて、酒好の発表会が近いのを思い出した。ピアノの上に転がっていたヤマハのManhattanの楽譜にした。安易だが、10年前に練習を始めた曲だ。そろそろケジメをつけてもよかろう。酒好のピアノは速いパッセージのジャズ曲には向かないし・・・。1時間練習(計2時間)
18 午前中忙しい。通帳を調べて全然お金がないことが分かった。倹約しよう。飲みに出なければよいのだ。9月一杯はピアノ練習や文章書きに没頭しよう。昨年は夏前にたまちゃんピアノ発表会の準備のために1日2時間の練習をしていた。昼間Manhattanを1時間弾いて、譜読みは終わり課題部分も確認した。おじばんの切磋琢磨で billie's bounceを提案してきたので、「 1)ブルースだがUXを重視したメロディーラインになっている。2)従ってブルーノートのイメージは薄い(いわゆるブルージーではない) 3)通常ミディアム・ファストで演奏される(160〜240)。バップ系のブルースだ。以上を一応意識して演奏するのがよい」とウンチクを書き送った。ブルースの「テーマは何でも一緒」という人もいるが、私はテーマに影響されてしまうタチだ。夜、ブルースを中心にリハモを試す。左手は源コードのままで、右手でリハモしたメロディーを弾いてみる。緊張感がある響きが得られる。コードチェンジをイメージすると、たちまち左手もコードチェンジしてしまう。”しないでおこうとする”と肩が凝る。習性って怖いな。でもこの練習は”今までやってきた色々なコード進行でのブルースが全て有益に機能し始める」印象があって、即効的に建設的だ。続けてみたい。速弾の練習なども含めて2時間(計3時間)。指がだいぶん動き出した。コードも短い時間で弾けるようになってきた。
19 仕事はまあまあの忙しさ。倹約二日目。ずっと家にいる。昼間1時間Manhattanの細部を集中的に練習した。テンポの思い違いがあり矯正する。この曲は10年前にとりかかり、8割程度弾けるようになっていた。今回これで完成にしたい。左手にアルペジオはごく簡単なのだが滑らかに出来ない。繰り返し練習しているうちに、少し左手を鍛えたくなった。左手だけのアルペジオを1時間繰り返す。ずいぶんと長い間、左手の親指くぐりの練習をしていなかった。右手のフレーズ練習などを雑多にして、今日は合計3時間。I氏から食事の誘いがあり22日に決めた。
20 仕事ヒマ。昼間から左手のアルペジオ練習などを1時間。左手は自分の意志の鍵盤を意思通りの表現では全然弾けない。いらだつが10年前に練習を始めた頃に比べるとどんどん回復してくるのが分かる。なんだか嬉しくて、今までレベル以上にまで訓練してみたいと思う。左手だけだと手首や肩の力を抜いて自由さを保つことが出来る感じだ。両手になると途端に固くなる。それでもManhattanの流れがスムースになってきた。夜は右手の16分音譜弾きを攻めてみた。弾き慣れたフレーズは140までは安定している。だが実は速いパッセージで拍がつまっていることを感じる。16分音譜フレーズが1小節以上続くと(遅れるのではなく)拍子がつまって中断せざるを得なくなる。15年来の遠い課題だ。140以上だと途端にハタメタになる。
21 RCのあと、真っ直ぐ帰宅して2時間仮眠。気持ちよかった。頭がスッキリしてピアノに意欲と冷静な自己判断が出来る感じだった。いつもこんな感じでピアノに向き合いたいな。左手練習を更に強化。アルペジオを1時間、コードの早い転回を1時間。1週間続けたら左右交互の練習をしたい。木曜練習は休んで夜も個人練習2時間。切磋琢磨のSoonとBillies Baunceの練習のコード確認練習に取りかかる。どちらも覚えている進行だが一切コードを考えることなく自由に和音を創れるように記憶したい。2時間したが不十分だ。今まで左手の和音が実にいい加減、ワンパターン化していたことが分かる。この1年間基礎的な集中練習を怠ってきたことがよく分かった。以前思いついたおじばんダンサーズ構想を実現に向けて探ってみたい。練習3時間。1時就寝。
22 昨日、初心者ボーカルが 1)自分の声が聞こえない2)ハウリングするので、自前のマイクを買ったが思い通りにならない。と嘆いてきたので、以下のようにメイルをしてみた。
1)自分の声が聞こえない2)ハウリングする
上記2つは理由と解決方法は同じのようで”実は違う”と思う。
「1)自分の声が聞こえない」はある面ある程度、”思い違いがあるのでは”と心配している。伴奏していて、私にはボーカルの声が充分に聞こえている。バンドで歌うのは風呂場で歌っているのとは違う。カラオケボックスとも違う。グレッチ程度の音響環境は”ごく平常だと思ってよい”と思う。自分の声が普段と同じく充分に聞こえる状況”はジャズのライブではありえない”。ライブなのだから、ピアノもドラムも”混ざるのが当然”だ。ジャズでは自分の歌声だけが「くっきろと浮き上がる」ハズがない。バンド仲間もみんな混ざった音を聞いてサウンドを覚えるためににバンドで演奏している。まずはライブの音場に慣れることを心すること、そしてバンド音が混ざった音環境の中で響く自分の歌を楽しむ心持ちが必要だ。
「2)ハウリングする」は今の声量(歌い方)では仕方がない。もちろん現在の音響技術をフル活用すればハウリングは起こらない。が〜現在テレビで歌っている若い女性の歌い方は「ジャズ歌唱ではない」。あの人達はマイクのコーン(膜)を振るわせることを目的にした声量で歌っているが、ジャズの歌い方ではない。「ジャズの歌は語りかけ」だと思う。2メートル先では聞こえる声量でなければ、ジャズにはならないと思う。2メートル離れた人に聞こえるまでの声量を得ることが先決の課題と思う。そのための訓練も必要だが、むしろ心の保ちようだと思う。話し声で対面する人に聞こえない声量しか持たない人はいない。まずは無理しないで、2メートルを挟んで向かい合ったひとに聞かせるつもりで声を出してみたらどうだろう?

こうメイルをしたのだが、夜別の人とジャズの唱法の基本について論議になった。
ディベートにすると
1)オペラはホールの後席の客に歌いかける
2)現在の若い歌手はマイクのコーン(振動膜)に歌いかける
これがネタだ。ならば
「ジャズはどこに(どの距離に)歌いかけるのか?」がテーマだ。いろいろなケースがありので「バラッドのささやき」を主題にした。
私は「”ささやき”でもジャズの場合は向かい合っている人の距離に届く歌唱法」と主張した。反論は「ジャズの”ささやき”は耳元の声そのものだ」と主張だ。私の主張の根拠は「ジャズの生い立ち・基本はアコースチックだ(非電気音楽だ)。耳元でささやく音量では、向かい合う人に聞こえない。ジャズボーカルはマイク歌唱ではなく、向かい合う人には聞こえるべきアナログ歌唱技法である」だ。反論は「ジャズの表現はありのままであるべきだ。対面の人に聞こえる”つぶやきは作為の歌唱”である。」
さて、どうなのだろうか?。
このディベートは私自身の希望的観測も大きい。ボーカルが入ると、必ずマイク(電気装置)がジャズに持ち込まれるので「ジャズボーカルはエレキなのか?・・・そうであって欲しくはない」という個人的な希望がある。
夜はI氏と食事。ひさしぶりでつい飲み過ぎた。彼との音楽談義はときに大きなきっかけとなるし、指摘も正しく鋭く有り難い。今回は私が喜びすぎて喋りすぎた。彼の「自分の部屋を確保したい」と言う希望に、勝手な助言を喋り続けるうちに酔ってしまった。グレッチに女性ベースKさんが来ていて復帰を奨めた。就職直後で精神的な余裕がないらしい。若い人達の一様だ。仕方がない。若いボーカルのKさんから来年始めの結婚予定と聞く。めでたい。ピアノのH氏(57才と伺った)と初めて親しく話す。12時帰宅。
23 10月の松山総合文化祭への出演バンド決定が遅れていた。なにもかも自分が仕切るのには嫌気がさして放置していたのだが、I氏がメーリングリストで出演仲間を募ってきた。会長との相談の上とは聞いたが、場を知ったセンスに感心し感謝する。流石だと思う。2時に帰宅、2時間仮眠して4時から練習開始。常総学園甲子園優勝。左手練習も4日目になり、ずいぶんと動くようになった。肩や手首を柔らかく維持する意識を維持できるようになった。Manhattanの練習に飽きてきた。、切磋琢磨のSoonをしなくてはと焦りも出た。コードの完全暗記に取りかかる。意外に出来ていない。小節とコードとが一致していない。流れの中でしかコードを追えないのだ。良いことに気付いた。コードを弾かないでいて、必要に応じてコードを挿入するためには、どこに居ても今どのコードなのかを把握している必要がある。それが出来ていなかった。「フレーズの間は右手でコード感を表現すればよい」という言葉はこのことを意味していたのだと気付く。フレーズが終わったところでサウンドを提示する。そしてしばらくコードで流れを提示する。こういったアドリブをやりたいと思って成せなかった理由が分かったように思う。2時間ひたすらSoonのコードを確認し続けたがまだ充分でない。疲れてヤマハの楽譜のSatin Dollで遊ぶ。右手の和音が難しいが、なんだか出来そうで嬉しい。午後2時間、夜2時間練習の計4時間。2時就寝。タイガース6連敗を免れる。
24 9時30分起床、10時30分から練習開始。左手練習30分後、Soonのコード確認。左手の和音、右手で和音を掴む練習、テーマの弾き方で2時間。午後からコードのサウンドを確認したら、改善点が幾つか見つかった。新しいコード抑え方を習熟する練習を終えたら4時(午後2時間)だった。母を食事に誘ったので迎えに行く。疲労困憊しているのに気付いた。母が色々話しかけるが「どこの食事はまずかった」とか「道路脇の新しい店ができた」とか、まるで私が関心のないことばかりで返事する意欲も知識も発展性も得られない。母との興味の接点が全くないことを思い知らされる。食事後1時間仮眠。8時から2時間Soonのアドリブを開始。自由度が高まったことを実感する。ところどころスケールやメロディーの確認作業。フレーズの最後に和音を提案する練習を開始したが、全然うまくできない。そうだ、今まで全くやっていなかったのだと気付く。「フレーズの合間をサウンドで提示すること」これも出来ない。出来ないことばかりが見つかるが、素晴らしいことだ。方法論が見えてきた。嬉しい。10時に終えて本を読む。1時から酒を飲んだがうまかった。盆は何も練習せず過ごし、盆明けから1週間練習に集中したが、良い盆だったと納得する。2時就寝。
25 午前中忙しい。午後からヒマになって1時間Soonの練習。「フレーズの終わりを和音にぶつける感じ」をやりたいと思う。「和音で終わって、その後しばらく空白を創ってコードで追う」という方法だ。やってみると「まずフレーズの終わりに和音を掴むこと」が出来ない。次に「フレーズでコード感を出す」のだから、「フレーズ中は左手のバッキングを弾かない」と試すがこれも出来ない。自然と左手のコードを入れてしまう。3番目に「空白をバッキングで入れること」が出来ない。要するに「な〜んにもできない」。辛いけど練習法が見つかって嬉しい。必死に練習していて、音とリズムが悪くなっているのに気付いた。明日のおじばん練習が危惧される。過去の経験から、新しい練習法に集中した直後のバンド練習はろくなことがない。夜2時間で計3時間練習。
26 おじばん練習。切磋琢磨への集中練習。今日の1回しか練習日がない。ほかのメンバーは意外に落ち着いている。僕だけが「切羽詰まった気分」らしい。案の定Soonの初テイクはひどい。テーマの2ビート感は全然なき自分のイメージとは懸け離れていてパニックになる。2ビート感に関しては、みんなで取り組んでいくのは大切と思う。インタープレイに関しては「偽のインタープレイ」の文章を創った。インタープレイは私個人の嗜好・希望でもあるので無理強いはいけない。今晩は強く自我が出過ぎた感じだった。急がずに総意になることを望む。録音を聞いて分かったのだが、フロントはブルースの経験がない(少ない)のに切磋琢磨向けという特殊性を私が意識しすぎて無理な方向に引きずっている。今回は基本に忠実なブルースを心がけたい。
27 今日は練習する気分にない。昨夜の録音を聞いて「偽のインタープレイ」の文章を創った。夜は巨神戦を観た。阪神が競り勝った。安堵。就寝前に「愛媛の歴史」を読む。小早川氏の松山支配についての記載があり興味をそそられる。従来より史跡で見かける説明書に不満をもっていたが、たった300年前の史実なのに未解明なのだ。驚く。1/3読んだところで2時になって仕方なく就寝。
28 昼間ひさしぶりに職場のミティーングをする。思いのほか楽しかった。「ひさしぶり」という理由でもあるが、職員も大人になっているからだと思った。月1回のミティーングを約束した。夕方RC。ホテルから「ジャズなど若者向けの音楽祭への企画・協力」の可能性を尋ねられたので、私のアマチュアイズム感について説明した。
グレッチ練習。参加は3週ぶりだ。 ジャズパラ名物4股クリック7年ぶりの復活だ。亡くなったTさんの忘れ形見でもある。木曜練習を初めて2年目に「テンポの乱れがあまりにもひどい」ので、クリックを使って半年ほど練習した。内外から賛否両論があったが、当時から私のために準備したようなものだった。7年前との進歩(変化)が試される(自分自身の確認である)と嬉しくかつ緊張した。クリックを聞きながらのバンド練習は「音楽には出来にくい」。最近ではレコーディングのときにもクリックを使うことがあるそうだが、レコーディングの場合はクリックだけではなく、それぞれの楽器の音をモニターして返しているのだろう。僕たちの練習ではクリックだけが多きく聞こえて、ドラムやベースの音が聞き取りにくくなる。だからインタープレイ的な音創りは慣れないと難しいようだ。耳元でガンガンクリックが鳴るのでついついフォルテで弾いてしまった。でも録音を聞いて良い分析が出来た。
1)自分のピアノはたいへん前のめりである(予想通り)。
2)フレーズの起動の8分音譜が短くなる(初めて気が付いた)。
3)フレーズの終盤で拍子がつまる(ギターさんやサックスさんは指が遅れて遅くなるのだが私は反対)。
4)自分自身が気持ちよく”テンポにはまっている”と感じているとき、ドラムが後付に感じられる。
以上のことが分かったので、これを踏まえて、自分のフレーズを練習して、みんなとノリに合わせて音楽にするよう心がけてみたい。阪神ファンの焼鳥屋に寄って2時帰宅。
本日から私は木曜バンド内で「生徒を卒業して仲間へランクアップした」と解釈した。
29

第6回酒好ピアノ秘密倶楽部。13人の参加。クラシックが7人、ポピューラー系が6人だ。ほぼ全員が演奏参加者という状況で、ようやく私の当初の目論見に沿った落ち着いた演奏環境を得た。私はこの会には「聞くだけの人は不要で、演奏者または演奏参加経験者だけで構成するのが適している(親族は別)」と思っている。
4番目のくじを引いた。今まで中盤以降が多く、なかなか酒を飲み始めることが出来なかったので「ラッキー!」と思ったら、クラシック系の上手の間に挟まれてしまった。
対応(その1)軽い笑いをとるおしゃべりをする・・・前の演奏との連続性を断つ効果がある。
(その2)前後の演奏とは別物と割り切る・・・幸いジャンルが違った。
その結果の成功と失敗
(成功その1)場の雰囲気の転換は出来た
(成功その2)上手に対する引け目が自分自身の中で消えた(忘れた)。
(失敗その1)ピアノに座ってから楽譜の位置などの確認が出来なかった。
(失敗その2)喋っている間に音楽を忘れた・・・緊張感の転換がスムースに出来ていない(これは難しい)
なにしろ「楽譜を見失う」というアクシデントが3回もあった。楽譜が「近視と老眼の境目」になっていることも原因の一つと気付いた。
だけど本当の理由は
(1)狼狽のために目がうろついている
(2)コード進行とメロディーを完全に把握していない(楽譜弾きをするときの最大の欠点を解決せずに本番に至っている)。
(3)ヤマハの教本楽譜をそのまま弾いたのでは、音数が少なく人前演奏としては不十分だ(本番で焦りが出る)。だから自分なりに音数やアレンジをする必要がある。などだろう。
 今回が6回だが、今まで全回違う曲をやってきた。この会での演奏目的を
1)楽譜弾き練習を忘れないこと・・練習するキッカケにする
2)ヤマハの楽譜弾きを人前で弾けるように完成させる・・自分なりに○を付けてケジメにする。
と定めてきたからだが、より有意義にするためには、(この会の発表が終着ではなく)、「演奏した曲を人前で独り弾きをするための出発点」だと銘ずることが必要だ。同じ曲を何度も繰り返して人前で弾かなければいけない。そのためにはかなりの部分は暗譜して、しかもそれを自由にアレンジして弾けるように進化させる必要がある。でなければ独り弾きは上達しないだろう。まずはボサノバのDay By Dayや、今回のManhattanやみんなが弾きたがるAs Time Gose Byなどのバラッドの楽譜をマスターした上で自分のアドリブで弾く時期に来ているかも知れない。
ポピュラー系で初参加が3人あった。嬉しいことだ。ピアノの初心者が2名。今回は「子犬のワルツ」の3人バトルなどクラシック系の上手達がアフターセッションを盛り上げた。クラシックも楽譜を材料にした個性と自己表現なのだと強く感じた。上手(ピアノ教師等)が弾くにつれ、クラシック系のアマチュアの人達は(上達はしているが)、反面大胆さと個性を失っていると感じる。困った傾向だ。対策としては「上級の曲を弾いて上手と競うのではなく、初級の曲を個性的に弾くのが良い」と思うのだけど、ポピュラー系の思考かな?。ポピュラー系の人達が3回程度参加して慣れたら、アフターセッションでポピュラー系の意見交換などをしたいと思う。が、今のところなにぶんにも彼らの気分が昂揚しすぎていて「アフターセッションを楽しむ環境創りは無理だ」と判断した。技術の問題ではなく心の整理の方が経験を多く必要とする。楽譜がないジャズ系は一切全てが自己表現だから、自己を晒しても動じない自分の心を創るまでには、少なくとも3年が必要と思った。実際自分自身がまだ安定できないのだから・・。
17才のプロボーカル(ポピュラー系)志望の伴奏をした(Fly Me To The Moon Am)。リズムと音程の安定感、伴奏が間違っても動じない姿勢などの技術面だけでなく、挨拶や人との会話などプロになるための躾も既に受けている印象があり感心した。東京に出てからの苦労を思いやるが、それ故に松山でも出来るだけ経験を積んでおく(場馴れしておく)ことの大切さを感じて、モンクのセッションやライブの案内をしてみた(相変わらずのお節介だ)。酔ってアマチュア・クラシックの若者が「この会の趣旨が少し違ってきている印象」と「ピアノへの情熱の喪失」を語っていた。前者はいましばらくは見守る(様子を見る)べきだろう。後者は若者が人生の真の出発点に立っていることを感じ、「音楽などよりもっと大切なことに気付き始めている」と頼もしく嬉しく感じた。

30

佐野智絵子ライブの要綱を人伝に聞いた。おじばんにオープニング演奏の依頼する案が浮上しているとの噂もあり、私個人としての対応も決する必要があるので、早急にJAOの対応・協力を確認するために午前中に慌ただしく連絡をとる。ほぼ方針確認終了。気負わず、結果オーライを期待したい。昼寝6時まで。阪神4連勝。8時から2時間、昨夜酒好でクラシックのひとから教わった和音の弾き方を練習する。「和音でトップノートを響かせるためには、1)手の形を先に決める2)響かせる指を立てる。」と言う方法だ。早速に練習。い〜感じだ。一挙に音が立ってきた感じだ。だが、手の形を創ると右肩が下がってしまう。へんな格好だ。きっと基本が間違っているのだ。だけど、とりあえず「さしたる苦労なく」響きが変わったのは無茶嬉しい。1時就寝。

31

9時起床。午前中2時間Fブルースの練習。コード進行を色々に試して、トップノートや内声を自由に操れるようにする練習。童謡などの適当なメロディーを弾きながらコードを替えてみると、トップノートとの響きが確認できる。面白くて時間がたつのが早い。でもふと「音感が狂ってくるのではないだろうか?」と心配にもなる。昼からSoonとFly Me To The Moonの練習。Fly Me To The Moonが不足だったが、母に海を見せる約束があり、夕方で中断。海の家は今夜で最終とのことで賑わっていた。


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